無線LAN内蔵の光学50倍ズーム機
富士フイルム「FinePix S9400W」
「FinePix S9400W」は2014年2月に発売された光学50倍ズーム機で、最安ベースなら約2万2000円前後で購入可能。ただし、生産終了がアナウンスされているので、店頭在庫のみとなる。
レンズは35mm判換算で約24-1200mm相当。レンズシフト方式の手ブレ補正機能を内蔵し、動画撮影時には電子式の補正機能も有効になる。撮像素子は1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサー(約1600万画素)を搭載している。
最短撮影距離は、広角側でレンズ前40cm、望遠側で約3.5m、マクロモードでは広角側で約7cmまで接写可能になり、「スーパーマクロモード」では広角側でレンズ前約1cmまで寄れる。
トイカメラやミニチュアといったデジタルフィルター系の機能も備わり、多重露出やHDRにも対応している。
無線LANも内蔵しているため、スマートフォンからのリモート撮影や転送も行なえる点は便利だ。
FinePix S9400Wの画質をチェック!
広角側の撮影サンプル
絞り開放からシャープネスは高いが、最小絞りのF8.4では若干解像感が低下してしまっている。
望遠側の撮影サンプル
絞り開放ではシャープネスが甘いが、F7.8ではシャープネスも解像感も高くなる。F19までいくと再びシャープネスが低下してしまうが、富士のウェブサイトを見ると、絞りの説明の部分に「NDフィルター併用」とあり、サンプルでもF7.8よりもF19の画像が背景のボケが大きいので、F19ではNDフィルターを使用している可能性がある。
感度別撮影サンプル
ノイズはISO 400あたりから出はじめている。目立ってくるのはISO 1600を越えてから。ISO 3200くらいまではディテールも頑張っているが、それ以上さすがにノイズが多くなりディテールへの影響も目立つ。ISO 12800はコントラストも下がり、一応撮れるといった感じだ。
AF速度や手ブレ補正の効果は問題なく、気軽に超望遠撮影が行なえる。ただし、逆光にはちょっと弱いので、レンズに直接光があたるようなシーンでは気をつけたほうがよさそうだ。
次ページへ続く、「ソニー サイバーショット DSC-HX60V」
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