ソニーから、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット」の新機種5モデルが発表された。ほとんどの機種は3月7日発売となる。
光学50倍ズームレンズ搭載の「DSC-HX400V」
4月4日発売予定の「DSC-HX400V」(予想実売価格5万1000円前後)は、光学50倍ズームレンズを搭載する高倍率モデル。超解像ズームを併用することで100倍のズームが可能だ。レンズにはVario-Sonner T*コーティングが施こされている。
撮像素子には2040万画素の1/2.3型裏面照射CMOSセンサーを搭載し、画像処理エンジンは最新の「BIONZ X」を採用。過度な輪郭強調を抑える「ディテールプロダクション技術」や、絞りによる解像感の低下を低減する「回折低減処理」、被写体を分析して部分部分で最適なノイズ低減を行なう「エリア分割ノイズリダクション」などが新たに利用可能となっている。
手ブレ補正も、後方のレンズ群を動かすのではなく、前方のレンズ群を動かすことで補正エリアを2.7倍に向上。高倍率ズーム時でもきっちり手ブレを補正する。
背面には3型(92.1万画素)のチルト式液晶モニターに加えてEVFを装備。GPSとNFC、無線LANを内蔵し「PlayMemories Camera Apps」に対応。カメラ本体に直接プログラムをダウンロードすることで撮影機能を拡張できる。
光学30倍ズームレンズ搭載の多機能モデル
「DSC-HX60V」
3月7日発売予定の「DSC-HX60V」(予想実売価格4万円前後)は、光学30倍ズームレンズを搭載する高機能デジタルカメラ。モードダイヤルやEVダイヤルを搭載し、マニュアル撮影操作にも対応する。380枚の撮影が可能なロングライフバッテリーも特徴だ。
撮像素子には2040万画素の裏面照射CMOSセンサーを搭載し、場像処理エンジンにはBIONZ Xを採用。GPSとNFC、無線LANを内蔵し、PlayMemories Camera Appsにも対応する。
人気機種に最新の画像処理エンジンを搭載
「DSC-WX350」
3月7日発売予定の「DSC-WX350」(予想実売価格3万3000円前後)は、昨年人気を博した「DSC-WX300」の後継機種。撮像素子は1820万画素で従来機と変わらないが、画像処理エンジンは最新のBIONZ Xを採用。ディテールプロダクションや回折低減処理、エリア分割ノイズリダクションといった新機能が利用可能となっている。光学ズームは20倍だ。
静止画/動画撮影において、被写体のサイズに応じてAF枠のサイズを変える「ロックオンAF」や、撮影した静止画の構図が最適になるように自動でトリミングする「オートフレーミング」機能を搭載。動画撮影時には、手ブレ発生前後のフレームを参照し、より強力に手ブレを補正する「インテリジェントアクティブモード」も搭載する。このほか、HDMIの4K出力(静止画のみ)にも対応する。
なお、光学10倍ズームレンズの下位モデル「DSC-WX220」(予想実売価格2万6000円前後)も同時に発売となる。光学ズームとバッテリー(210枚の撮影が可能)、背面モニター(2.7型)以外の基本機能はWX350とほぼ同等だ。
1万円台で購入できるシンプルコンデジ
DSC-W810
3月7日発売予定の「DSC-W810」(予想実売価格1万3000円前後)は光学6倍ズームレンズを搭載するシンプルモデル。有効2010万画素のCCDセンサーを採用する。
背面のボタン配置などシンプルさを追求しながらも、パーティー会場などを自動的に明るく撮影する「パーティーモード」や、ポートレートをカメラ本体で簡単にレタッチできる「ビューティーエフェクト」などを搭載する。