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スーパーKEKBプロジェクトによる改修工事中のKEKを取材

世界屈指のなんだか物凄いものが工事中なので撮ってきた

2014年12月27日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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今しか見られない改良中のBelle II測定器やエレキハットを激写

 陽電子ビームと電子ビームが衝突するBelle II測定器とその周辺は、まだ周辺に配置される電磁石やBelle II測定器中心部に設置するユニット群が完成していないため、実験中と比較するとケーブルがほとんどなく、さっぱりした状態になっていた。

 今後の予定としては、Belle II測定器抜きで加速器を稼働状態にし、ビームを走らせて想定している性能が出ているかの実証実験を行なうとのこと。ちなみに、Belle II測定器は3辺8mの巨大な箱だ。

ケーブル配線用と思われる足場が用意された状態のBelle II測定器

このハンドルを回すことで、エンドヨーク(シールド)が手動開閉できる

ケーブルがない状態がよくわかる

手書きのメモもちらほら。これは向きを示している

今回はBelle II測定器の上にも行くことができた。写真の上部がそこに該当する

配線前のケーブル

ケーブルがもりもり

さらにケーブルがいっぱい

冷却用パイプと思われるもの

赤いケーブルはすべて高圧電源

銅製パイプ。冷却用と思われる

ガスのバブラー

エレキハット内部もケーブルや機器だらけではなく、ほとんどなにもない状態。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』に出てきた場所もご覧の通りだ

(写真左)テスト用に少数の演算処理基板が配置されていた。(写真右)ここもやはりすっからかん。最終的に膨大なデータ量をまず受け止める場所になるため、いずれ機器で埋まる。KEKB時は1日10TBほどのデータが生じていたそうだが、スーパーKEKBでは1日150TBにまで増えると予想されている

天井からの配線が大変よろしい

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