人気ゲームをフルHDで楽しめる高いパワー
次に、「15S7050-i5-NEB」のベンチマーク結果をご覧いただこう。まずWindowsの快適さを計測する「Windowsシステム評価ツール(WinSAT.exe)」を試してみたところ、以下の表のような結果となった。「グラフィックス」と「ゲーム用グラフィックス」のふたつのスコアが低いが、これはCPU内蔵のインテルHDグラフィックスが使われているため。Windows 8.1の体感速度には影響がないため、気にする必要はない。CPUのスコアが「8」と飛び抜けて高いが、残りのスコアは平均的。メモリー容量が4GBでストレージがHDDであることを考えれば、妥当な結果だ。日常的な作業であれば、特にストレスを感じる場面はないだろう。
試用機の「Windowsシステム評価ツール」の結果(Windowsエクスペリエンスインデックス) | |
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CpuScore(プロセッサー) | 8 |
MemoryScore(メモリー) | 5.9 |
GraphicsScore(グラフィックス) | 4.9 |
GamingScore(ゲーム用グラフィックス) | 5.2 |
DiskScore(プライマリハードディスク) | 5.9 |
「CrystalDiskMark」でストレージのアクセス速度を計測したところ、シーケンシャルリードで「100.8MB/秒」という結果だった。500GBのHDDとしては、標準的なスコアと言える。CPUの計算能力を計測する「CINEBENCH」では、CPUをCore i7-4712MQ(2.30GHz)に差し替えているだけあって高いスコアが出ている。
日常的な作業の性能を計測する「PCMark 8バージョン2」の「Home conventional 3.0」では「2737」と高めの結果となった。ゲームやクリエイティブ系ソフトの快適さを計測する「Creative conventional 3.0」のスコアについても、「2679」と高めだ。総合的な処理能力を計測する「PCMark 7」では「2989」という結果だった。
3D性能を計測する「3DMark」では、もっとも負荷の高い「Fire Strike」で「1448」という結果に。それほど高いスコアではないが、外付けGPUとして搭載しているGeForce 840M(2GB)はややパワーの低いエントリー向けであるため、妥当なところである。とは言え、CPU内蔵のインテルHDグラフィックスと比べると格段に性能は高い。
「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.00」では、解像度1920×1080ドットの標準画質で「6685」の「快適」という結果に。「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」でも同じ条件で「4581」の「快適」という結果が出ている。
「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.00」ベンチマーク結果 | |
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設定 | スコア |
1920×1080ドット、標準画質 | 6685(快適) |
1920×1080ドット、最高画質 | 4412(普通) |
「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」ベンチマーク結果 | |
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設定 | スコア |
1920×1080ドット、標準画質 | 4581(快適) |
1920×1080ドット、高画質 | 2449(普通) |
1920×1080ドット、最高画質 | 1903(設定変更を推奨) |
これらの結果から、国内で人気のオンライン3Dゲームであれば、フルHDで快適に遊べるだろう。ただし画質を高めに設定するとスコアが下がってしまうため、画質を調整するなら解像度を低く設定したほうがよさそうだ。
(次ページ、「バッテリー駆動はカタログ超えの4時間36分」に続く)