液晶ディスプレーとキーボードの使い勝手をチェック
液晶ディスプレーのサイズは15.6型で、解像度は1920×1080ドットのフルHDだ。最近はより高解像度の液晶ディスプレーを搭載したモデルが出回っているが、仕事やプライベートでの標準的な利用であれば十分だ。液晶パネルには、光沢を抑えたノングレアタイプを採用。光の映り込みが少なく目が疲れにくいため、長時間の作業に向いている。
液晶の駆動方式については不明だが、発色については標準的なノングレアタイプと同等で、まずまずといったところだ。液晶ディスプレーを斜めからのぞき込むと色合いがわずかに沈む印象を受けたが気になるレベルではなく、視野角は広いほうだと感じた。
キーボードはテンキーありの99キー構成だ。キーピッチは実測で約19mm、キーストロークは約1.5mmと十分なサイズが確保されている。押下圧は比較的軽めだが、入力時に「カクッ」としたクリック感があり、軽快にタイプすることができた。キー周辺のフレームにもアルミ素材が使われているため、強く押してもたわむことがない。
タイプ感は良好なのだが、キー配列に関して気になる点が2つある。まず1つ目は右Shiftキーがない点だ。そもそもノートでは右Shiftキーがかなり小さかったりカーソルキーよりも右にあることが多く、あまり重要視されない傾向にある。だが右Shiftキーの存在そのものがないのは、ちょっと驚いた。
2つ目は、左Shiftキーがやや小さめになっている点。筆者の場合、左手をホームポジションに置くと小指がFnキーの上にくるため、意識的に小指を奥に移動する必要があったのだ。この2点の影響により、デスクトップ向けのキーボードでタッチタイピングをマスター人にとっては、はじめのうちは違和感を感じるかもしれない。だが使い続ければ、自然と慣れてくるだろう。右Shiftキーがない点についても、右Shiftキーをあまり使わない「なんちゃってタッチタイパー」なら問題ないかもしれない。ここまでエラそうなことを言っておきながら、実は筆者もこのクチだ。
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