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15.6型ノート「15S7050-i5-NEB」レビュー

オールアルミが美しい高性能ノートならユニットコム

2014年12月10日 11時00分更新

文● 高橋量

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予算に合わせてCPUやストレージをカスタマイズ可能

 続いて、「15S7050-i5-NEB」のスペックを見てみよう。基本となるベースユニットにはCPUとしてCore i5-4210M(2.6GHz)が搭載されているが、BTOメニューとしてクアッドコアのCore i7-4712MQ(2.3GHz)が用意されている。よりパワフルなマシンに仕上げたいときに選択するといい。

「15S7050-i5-NEB」で選択できるCPUの主な違い
 Core i7-4712MQCore i5-4210M
コア数/スレッド数4/82/4
動作周波数2.3GHz2.6GHz
最大動作周波数3.3GHz3.2GHz
キャッシュ6MB3MB
グラフィックス機能インテルHDグラフィックス4600インテルHDグラフィックス4600

試用機で使われているCore i7-4712MQは、4コア8スレッドで動作する

「CPU-Z」による、Core i7-4712MQの詳細情報

 グラフィックス機能としては、外付けGPU(ディスクリートグラフィックス)のGeForce 840M(2GB)とCPU内蔵のインテルHDグラフィックス4600を併用する。ゲームやクリエイティブ系ソフトなど負荷の高い処理にはGeForce 840Mを利用し、Web閲覧や文書作成など比較的軽めの処理ではインテルHDグラフィックス4600を使う仕組みだ。

 GeForce 840Mはエントリー向けのGPUでパワーとしてはそこそこのレベルだが、中規模クラスの3Dゲームや動画編集や3D制作といったクリエイティブ系ソフト向けには十分な性能を持っている。価格も安いことから、汎用的でコストパフォーマンスが高いGPUだと言えるだろう。

「GPU-Z」による、GeForce 840MとインテルHDグラフィックス4600の詳細情報

 メモリー容量は4GBと8GBのいずれかを選択可能だ。比較的軽めの作業中心なら4GBでも問題はないが、マシンをガッツリ使い込むのであれば8GBを選びたい。

試用機では4GBのメモリーが搭載されていた

 ストレージのメニューとしては500GBのHDDと、容量やアクセス速度の異なる6種類のSSDが用意されている。マシンを快適に使うなら、より高速なSSDを選ぶべきだ。用途や予算に応じて最適なものをチョイスしたい。

「15S7050-i5-NEB」に用意されているSSDの種類
モデル名容量アクセス速度
Samsung SSD 840 EVO250GB読み込み540MB/秒、書き込み520MB/秒
Samsung SSD 840 EVO500GB読み込み540MB/秒、書き込み520MB/秒
Samsung SSD 840 PRO128GB読み込み530MB/秒、書き込み390MB/秒
Samsung SSD 840 PRO256GB読み込み540MB/秒、書き込み520MB/秒
Samsung SSD 840 PRO512GB読み込み540MB/秒、書き込み520MB/秒
Intel SSD 530180GB読み込み540MB/秒、書き込み490MB/秒

「CrystalDiskInfo」によるストレージの詳細情報。試用機では日立製の500GB HDD「HTS5450A7E380」が搭載されていた

試用機のパーティション構成。Cドライブには465.25GB割り当てられている

試用機ではCドライブに439GBの空き容量が残されていた

 通信機能はIEEE802.11b/g/nの無線LANとBluetooth 4.0+LE、1000BASE-T対応有線LANに対応している。インターフェースとしてはUSB3.0端子×3とHDMI端子、SD/SDHC対応メモリーカードスロットを用意。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブだ。

右側面にはSD/SDHC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン端子、USB3.0端子×3、HDMI端子、1000BASE-T対応有線LAN端子を配置

左側面のインターフェース類は、電源コネクターと光学ドライブのみ。光学ドライブには取り出しボタンが用意されていないが、キーボードのFnキー+F1キーを同時に押すことで操作できる

 以上のように「15S7050-i5-NEB」では、予算や用途に合わせてパーツ構成を選択可能だ。さらに通常1年間のメーカー保証が6000円とリーズナブルな値段で3年間に延長できる有償サービスや便利な周辺機器なども用意されている。必要に応じて利用したい。


 

(次ページ、「人気ゲームをフルHDで楽しめる高いパワー」に続く)

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