4台に1台を、ハイレゾウォークマンに
ソニーマーケティングの河野社長は、「この下期は、ウォークマンの実売台数の4台に1台をハイレゾにしたい」と意気込む。
しかし、この数字はかなり現実的なものといえる。
ソニーストア大阪の堺本浩司店長によると、「ソニーストア大阪では、ウォークマンの上期販売台数の4分の3は、ハイレゾオーディオモデルになっている。ソニーストア大阪ではひと足先にハイレゾ化が進んでいる」とする。
そして、ハイレゾオーディオ機器を購入した人は、様々な周辺機器を購入する傾向が強いという点でもメーカーや販売店にとっては魅力的な商材だ。当然、新たにハイレゾの音楽をダウンロードするといった販売行動も生まれる。これも販売増につながる動きだ。
Androidから離脱したことで、バッテリー寿命が延び利点も
そして、ハイレゾとは直接関係はないが、NW-A16およびNW-A17では、Android OSの搭載をやめたことも販売拡大にプラス効果になっているようだ。
河野社長は、「Androidモデルではなく、純粋なウォークマンに戻った。その結果、バッテリーの持ち時間が改善されるなどのメリットが生まれている。開発陣はよく決断してくれたと思う」とする。
12月上旬からは、木村カエラさんを起用したテレビCMを全国で展開。販売にさらに弾みをつける考えだ。
河野社長は、「いまでも、ソニーといえば、ウォークマンといわれるように、ソニーのDNAはオーディオにある。個人的には、ソニーのオーディオが元気になることを望んでいる」と語る。
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