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業界人の《ことば》から 第116回

4台に1台をハイレゾ化したい、ソニーの思惑

Androidやめて、ウォークマンらしさ出せている

2014年11月04日 09時00分更新

文● 大河原克行

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今回のことば

「この下期は、ウォークマンの4台に1台をハイレゾ対応製品にしたい」(ソニーマーケティング 河野弘社長)

期待の小型軽量普及型ウォークマン

 2014年11月8日に、ソニーのウォークマンの新製品として、Aシリーズ「NW-A16/NW-A17」が発売される。

普及価格帯でハイレゾが楽しめるAシリーズと、DAC内蔵のヘッドフォン

 NW-A16/NW-A17は、世界最小、最軽量のハイレゾオーディオミュージックプレーヤーと位置づけられる製品。ハイレゾ音源に対応しながらも、省スペース設計の追求により、本体質量は約66g。大きさは、幅43.6×高さ109×奥行き8.7mmと小型軽量化を実現している。

 CDの約6.5倍の情報を含むハイレゾ音源は、アーティストの息づかいやライブの空気感など、CDでは聴こえなかった微細な音やニュアンスまで感じとることができるのが特徴で、その高音質を気軽に持ち歩いて利用できる。

 ハイエンドオーディオなどに採用されているソニー独自開発のフルデジタルアンプS-Masterを、ハイレゾ音源に最適化したS-Master HXを搭載。高域を含めた全帯域でノイズや歪みを低減し、切れのある力強い低音からより繊細な高音まで豊かに再現することが可能だという。

ウォークマン Aの製品説明

ハイレゾをキーに製品をアピールしていく

 国内の販売、マーケティングを担当するソニーマーケティングの河野弘社長は、「すでに予定の販売台数を大きく上回っている。予想以上の手応え」と事前予約の状況について説明する。同社直営のソニーストアでは、予約段階で、昨年の同等モデルに比べて2倍以上の販売台数を記録。さらに、「販売店からの反応もいい」と出足の良さに自信をみせる。

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