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うどん、パスタ、ラーメンとなんでもござれ

夏だから麺をこねよう、10分で済むヌードルメーカーで

2014年08月14日 09時00分更新

文● 堀江知子

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温めておいたどんぶりにスープを注ぎ入れ、ゆでたての麺を入れ、具材を載せてできあがり

いちばん作りたかったラーメンも本当に手間いらず

 ヌードルメーカーをほしい一番の理由は好きな粉でラーメンを打ちたいからだ。果たしてたった10分で、昔なつかしい「中華そば」を作れるのか。まずはスープを作る。「季織亭」のご主人、川名さんから「家庭向け」として教えてもらった方法だ。火口(ひぐち)が3つあれば、2時間ほどでできる。

手前左は鶏ガラスープ。大鍋に鶏ガラと手羽先、ネギの青いところ、生姜を入れて煮立たせないように気を付けながら2~3時間煮る。奥の小さい鍋は魚の出汁。昆布と煮干しを低い温度で1時間煮出す。絶対グラグラさせてはいけない。手前右は「かえし」。豚バラを焼いたところに醤油、酒、みりんを加え、ネギ、ショウガ、鷹の爪を加えて煮る。かえしを作りながらチャーシューもできる。このかえしは、味付け卵にも使う

味付け卵も作る。まずは『ホットサンドレシピ100』というレシピ本に出ていた方法で、半熟卵を作る。冷蔵庫から出したばかりの卵のおしりを軽くたたいてヒビを入れる。こうしておくとあとで殻をむきやすい。沸騰した湯にお酢を加える。卵から白身が流れ出すのを防ぐためだ。そこに卵を入れて6分半

ゆであがったら殻をむき、作っておいたかえしと一緒に瓶に入れて味をしみ込ませる

メンマも手作り。水煮メンマを買ってきて、ニンニク、ごま油、酒、しょうゆ、みりんで味を付ける

スープの準備ができたら、麺を打つ。ヌードルメーカーを使うのでここはラクラクだ。まず、1.6ミリ平麺用の製麺キャップを取り付ける

ラーメンは強力粉で作る。今回は、しこしこ感の出る「スーパーカメリア」と、素朴な味わいを出す「南部小麦の全粒粉(細びき)を合わせて投入

上のカバーを閉めてスイッチオン。ヌードルメーカーが粉を混ぜはじめたら水分を加える。塩と冷水だけでなく、熱湯で溶かした重曹も加えるのがうどんと違うところだ。かん水は使わない。なお、ラーメンには硬水がいいときいたので、「コントレックス」を使った

5分もすると麺がにょろにょろと押し出されてくる。することといえば、適当な長さに切るだけだ。ヌードルメーカーの記事なのに、他の手順ばかりで申し訳ありません。それくらい麺作りが手間ナシということです

たっぷりの湯でラーメンをゆでる。かたわらで、鶏ガラスープと魚出汁とかえしを合わせたものを温める。しょうゆでちょっと味付け

チャーシューと味付け卵を切る。上出来

麺が灰色でブツブツしているのは、全粒粉を使っているせい。味はまさに懐かしの中華そばだ

 スープがたくさんできたので、2回目は全粒粉を入れずにスーパーカメリアだけで打ってみたところ、シコシコツルツルした感じがより強くなった。また、少し細めの1.6ミリ角麺も打ってみた。この麺は焼きそばにもぴったり。麺もスープも冷凍しておけるので、このあとしばらく夜食にラーメンを楽しんだ。

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