(良くも悪くも)Ultrabookとはココが違う!
Ultrabookと使い勝手の面で大きく違うのは、ディスプレー部が重いこと。机上で使う分には問題ないが、膝の上など不安定な場所に置いて使う場合は重心がディスプレーのほうに行ってしまい、前方に転げ落ちる可能性がある。
もちろん、タイピング中はキーボードを押さえる形になるので膝の上でも十分使えるが、キーボードから手を放す際にはバランスに注意を払う必要がある。
各種インターフェースは、TransBook T100TAがほとんどディスプレー周囲にあるのに対し、HP Pavilion 11-h100 x2は多くがキーボードドック側についている。
HP Pavilion 11-h100 x2はAC入力がディスプレー側にも、キーボードドック側にもついているので、ほぼUltrabookのような使い方が可能。一方のTransBook T100TAは、電源ボタンやボリュームボタン、オーディオ出力などはもちろん、USB 2.0として使えるmicroUSB端子がディスプレーの横にある。そして、このUSB端子は本体への電源供給も兼ねている。
机上で使用する際に各種ケーブルがディスプレーにつながる形となるのがUltrabookと大きく異なる点だろう。ただし、それで実用上困ったことがあるかと言えば、さほど問題はない。
不都合があるとするならディスプレー側のUSB端子。TransBook T100TAは充電中、ディスプレー部のUSB端子は使えない。HP Pavilion 11-h100 x2に至ってはUSB端子自体がない。タブレットとしてディスプレー単体で使う際にはUSB機器の接続には制限があることを覚えておきたい。
ただし、どちらもキーボード側にUSB 3.0ポートがついている(HP Pavilion 11-h100 x2はUSB 2.0ポートもある)ので、ドッキング時は最新のUSB機器も活用できる。
TransBook T100TAでもう1つ注意すべきは、外部ストレージがmicroSDカードのみの対応となる点。フルサイズのSDメモリーカードが挿入できないため、デジカメなどとのデータのやり取りはちょっと考える必要がある。なお、HP Pavilion 11-h100 x2はドッキング時、通常サイズのSDメモリーカードが使用できる。
デジカメとの連携を重視したモバイルPCを求めるのであれば、HP Pavilion 11-h100 x2のほうがいいかもしれない。
(次ページへ続く、「ベンチマーク測定」)
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