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どこでも使えるエプソンダイレクトのオールインワンPC「Endeavor PT110E」を検証! 第2回

ハイスペックから必要最低限な低スペックモデルまで、自由にカスタマイズが可能

BTOでカスタマイズ可能な「Endeavor PT110E」の性能をチェック

2014年04月03日 11時00分更新

文● 高橋量

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用途に合わせた豊富なオプションを用意

 Endeavor PT110EはCPUに6種類のオプションが用意されている。それぞれの違いについては以下の表のとおり。処理性能がもっとも高いのは4コア8スレッドで動作するCore i7-4702MQ(2.2GHz)だが、仮想化技術やセキュリティー技術への対応が充実しているのはCore i7-4600M(2.9GHz)とCore i5-4300M(2.6GHz)だ。マシンを社内ネットワークに接続して利用する場合は、必要に応じて最適なCPUを選ぶといいだろう。

「Endeavor PT110E」で選択可能なCPUの違い
Core i7-4702MQ Core i7-4600M Core i5-4300M Core i5-4200M Core i3-4000M Cleleron 2950M
動作周波数 2.2GHz 2.9GHz 2.6GHz 2.5GHz 2.4GHz 2GHz
最大周波数 3.2GHz 3.6GHz 3.3GHz 3.1GHz - -
コア数 4 2 2 2 2 2
スレッド数 8 4 4 4 4 2
キャッシュ 6MB 4MB 3MB 3MB 3MB 2MB
グラフィックス インテル HD グラフィックス 4600 インテル HD グラフィックス 4600 インテル HD グラフィックス 4600 インテル HD グラフィックス 4600 インテル HD グラフィックス 4600 インテル HD グラフィックス
vPro × × × ×
VT-x
VT-d × × × ×
アイドルステート × × × × ×
IPT ×
TSX-NI × × ×
AES-NI × ×
TXT × × × ×
AT ×

「CPU-Z」による試用機のCPUの詳細情報

タスクマネージャーの「パーフォーマンス」から「CPU」を確認すると、8スレッドで動作していることがわかる

 メモリーは2/4/8/16GBから選択可能だ。基本的に同容量のメモリーモジュール2枚組の構成だが、4GBと8GBについては1枚のみのオプションも用意されている。容量が同じなら、デュアルチャネルで動作する2枚組のほうが性能的に有利。特別な事情がない限り2枚組を選んでおこう。

 ストレージは250GB HDD/500GB HDD/1TB HDD/2TB HDD/128GB SSD/256GB SSD/512GB SSDから選択可能。メインのストレージにSSDを選択すると、さらに2台目のストレージとして500GB/1TB/2TBのHDDを増設できる。システムドライブには高速なSSD、データ保存用には大容量HDDの構成が理想的だ。

「CrystalDiskInfo」による試用機のストレージ詳細情報

試用機のストレージのパーティション構成

256GB SSDの場合、使用可能な空き容量は213GBだった

 Endeavor PT110Eの基本性能については以上のとおりだが、そのほかの追加オプションについても触れておこう。

 光学ドライブとしてはDVD-ROMドライブ(読み込み専用)とDVDスーパーマルチドライブ、BDXL対応のBlu-ray Discドライブの3種類のほか、光学ディスクからのファイル持ち出しを制限できる「光学ドライブなし」というオプションも用意されている。

試用機に搭載されているスーパーマルチドライブはパナソニック製だった

 無線LAN機能は標準では非対応で、IEEE 802.11a/b/g/n対応モジュールかIEEE 802.11ac/a/b/g/nとBluetooth 4.0対応モジュールを選択可能だ。選択できるOSはWindows 8.1(64ビット)かWindows 8.1 Pro(64ビット)の2種類のみとなっている。そのほか、交換用のバッテリーやOffice 2010/2013なども用意されている。ビジネス向けモデルらしく、さまざまなニーズに応える豊富なオプションが魅力だ。

エプソンダイレクト株式会社


(次ページ「ビジネスでの利用なら十分すぎる性能」へ続く)

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