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業界人の《ことば》から 第79回

プレイステーション4だからできること、改めて示していく

2014年03月07日 09時00分更新

文● 大河原克行

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ゲーム業界の新しいトレンドが詰まった機能

 だが、PS4の魅力はこれに留まらない。

 PlayStationVitaやスマートフォン、タブレットなどの各種モバイル端末との連携、そして、ソーシャルメディアとの融合といった点がPS4の特徴だ。

 スマートフォンとの連動は、これまでスマホ向けのカジュアルゲームが主軸となっていたゲーム業界に、PS4があえて殴り込みをかけるものだといってもいい。この分野にゲーム専用機の領域から提案することで、これまでにないゲームの楽しみ方を提案していくことになる(関連記事10分でわかるPlayStation 4、早わかりガイド)。

 そして、スマートメディアとの連動は、河野プレジデントが「PS4の広がりに向けた新たな提案」というように、PS4で挑む領域となる。

DUALSHOCK4

 例えば、PS4専用ワイヤレスコントローラーである「DUALSHOCK4」には、「SHARE(シェア)ボタン」を搭載しており、このボタンを押すと、直前の数分間のゲームプレイを動画またはスクリーンショットの形式で取り込むことができ、コメントをつけて、Facebookなどにアップロードすることができる。また、Ustreamなどのインターネット中継サービスを通じて、ゲームプレイの様子を友人に生中継もできる。

 ゲームの新たな楽しみ方として広がりつつあるのが、ソーシャルメディアを活用した情報共有。これをPS4の標準機能として取り入れているのだ。

 「ソーシャルメディア連動は、ユーザーをどう広げていくか、どう利用環境を盛り上げていくかという点で、PS4を構成する重要な要素だと捉えている。ソーシャルメディアが普及することで、ユーザーが発信力を持ちはじめている。PS4はそれに対応したものになる」と河野プレジデントは語る。

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