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ソニーのフルサイズ・デジカメ「α7」を使い倒す! ― 第3回

FEレンズのマクロレンズは年内発売予定

「α7(ILCE-7)」にアダプター使って、Aマウントレンズでマクロ撮影!

2014年03月03日 11時00分更新

文● 周防克弥

 「α7(ILCE-7)」の魅力はボディサイズを小さくできるEマウントのまま撮像素子をフルサイズ化した点につきるが、反面、専用設計されたフルサイズ対応の「FE」レンズを使用しないとフルサイズ素子の恩恵に預かれない。今年中には10本のFEレンズが出そろう予定だが、現状ではまだ標準系のズームが2本に標準と準広角の2本で計4本しかないのだ。

 しかし、手持ちにAマウントレンズがあればマウントアダプター「LA-EA4」を用意すればそのまま使用可能になる。しかも「LA-EA4」は一眼レフのαシリーズで採用されている「トランスルーセントテクノロジー」を採用していているのでオートフォーカスも高速に動作し、見た目は確かにちょっと大きくなってしまうが、使い勝手はAマウントのαシリーズを使うのと何ら差はない。

 「α7」の魅力の1つ「小型軽量なボディ」が、ちょっと大柄で重くなってしまう。だが、多彩なラインアップを持つAマウントレンズが使用できるのだから、いた仕方ない。そのおかげで一眼レフのαシリーズと同等な速度でのオートフォーカス速度が得られるため、使いたいレンズ次第では十分に戦力になる。

 今回はマクロ撮影に挑戦するのだが、FEレンズのマクロレンズは年内発売予定なので、このマウントアダプター使って手持ちのAマウントマクロレンズを使ってみた。

トランスルーセントテクノロジーを採用しているので、内部にハーフミラーが設置されている、取り扱いには注意が必要だ。ソニーストアでは税込3万3800円で販売されている
Aマウントのマクロレンズ「DT 30mm F2.8 Macro SAM」を装着。このレンズはAPS-Cサイズ用のレンズなので自動的にクロップされてAPS-Cサイズでの記録になる
絞りF5.0で絞り優先オート、露出補正を+1.3 ISO感度は50に固定。ホワイトバランスはオートのまま
絞りF2.8で絞り優先オート、露出補正を+1.3、ISO感度50、オートホワイトバランス

 マクロ撮影は目一杯被写体に近寄って撮るので、肉眼では見られない効果が得られる。極端に浅くなった被写界深度で一点にのみピントがあって他はボケボケになるので、ピントの合っている部分が強調される。前後に大きくボケが存在する構図は肉眼ではなかなか確認できず、写真に撮ってはじめて解る。「α7」による上の2点もただ近づいて撮っているだけでたいして手を加えてないが、そのままでも何となく幻想的な雰囲気が出てきているのではないだろうか。

ちなみに、絞りを変えて撮ってみた。順番にF2.8、F5.6、F11で絞り優先オートで撮影した。絞っても絞ってもピントの合う範囲、被写界深度が浅いのがマクロ撮影の醍醐味でもある

 F11といえばけっこう絞った感じがするが、それでも背景は何があるかわからないし、ピントの合っている部分もけっこう少ない。マクロ撮影は極端にピントが浅くなるので、思った以上にピントが浅くなってしまう。ある程度ピントを合わせたいなら、がっつり絞るか、思い切ってちょっと離れてしまうのがよいだろう。

 使ったレンズがフルサイズ対応のAマウントレンズでなかったため、「α7」であってもフルサイズ素子全部を使った写真にはならない。だが、APS-Cサイズにクロップされても、センサーの性能が高いのは確認できる。淡い発色やグラデーション、高精細なディテールの再現性には目を見張るものがある。

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