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ソニーのフルサイズ・デジカメ「α7」を使い倒す! ― 第2回

あまりデジカメの知識のない人にこそ真価が発揮?

「α7(ILCE-7)」の魅力は、ISO12800も許容できるフルサイズセンサー

2014年02月24日 11時00分更新

文● 周防克弥

 小型軽量なミラーレスにフルサイズセンサーを搭載したソニーのデジタルカメラ「α7(ILCE-7)」。前回はα7の基本スペックを紹介したが、続いては、α7最大の魅力を見てみよう。

 最大の魅力とは、フルサイズセンサーを採用していることだ。

 撮像素子が大きいと何が良いか? 最大の効能としては、画質の向上があげられる。画素数が同じ2400万画素として、APS-Cサイズのセンサーと35mm版フルサイズのセンサーがあった場合で説明しよう。まず、フルサイズセンサーの総面積はAPS-Cサイズの約2倍となるため、フルサイズセンサーの画素1つあたりの面積もAPS-Cサイズの約2倍大きいことになる。1つあたりの画素面積が大きいと、取り込める光の量が多くなり情報量が多くなる。結果として、幅広い階調の表現力や高感度での画質の向上につながる。

 では、2400万画素のフルサイズセンサーと、1200万画素のAPS-Cサイズのセンサーと比べるとどうだろう?

 この場合、画素1つ当たりの面積は両者でほぼ同じと考えられるので、画質は同等と考えられる。その場合、おそらく階調の表現力ではあまり差は出ないだろう。一方、「キメ細かさ」は異なってくる。同じ範囲を写した場合に1200万画素と2400万画素ではキメ細かさが異なり、画素数が多いほうがより精細に、緻密に表現できるようになる。

 つまり、「画素数の多さ」と「撮像素子の面積」の両方が備わってこその高画質となるわけだ。実際には、センサー単体の性能だけでなく、レンズの解像力の問題や画像処理エンジンの性能が大きく関わってくるので一概には言えない。だが、撮像素子サイズが大きいフルサイズセンサーを持つデジカメの画質は、APS-Cサイズなど撮像素子サイズの小さいデジカメに比べて、有利となるのは間違いない。

 とは言っても、明るい十分な光量がある状況ではあまり大きな差は出てこない。最近のデジカメは撮像素子や画像処理エンジンの性能向上が著しく、小さめのセンサーでも結構良い感じに撮れてしまう。しかし、条件が悪くなればなるほどベースの性能の高いほうが有利になる。なので、今回は高感度での画質をチェックしてみる。

評価機の主なスペック
製品名 α7(ILCE-7)
撮像素子 35mmフルサイズ
有効2430万画素
カラーフィルター あり
感度設定
(拡張、マルチショットNRを除く)
ISO 100~25600
AF測距点 フルサイズ時位相差検出方式:117点
APS-Cサイズ時位相差検出方式:99点
コントラスト検出方式:25点
最高連写速度 秒間5コマ
ファインダー 0.5インチ
約236万画素
視野率100%
倍率0.71倍
背面モニター 3型(92.1万画素) チルト式
静止画撮影可能枚数
(付属バッテリー、モニター使用時)
約340枚
本体サイズ 幅126.9×奥行48.2×高さ94.4mm
重量(本体のみ) 約416g
直販価格(ボディー) 15万円前後
ソニーストア

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(次ページ「高感度サンプルを見ながら解説!」に続く)

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