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地道な改善と新機能の実用性を探る

新しいThinkPad X1 Carbonは使える相棒になるのか?

2014年03月13日 19時30分更新

文● ASCII.jp編集部

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HDMI端子を装備した点も役立つ

 フルサイズのHDMI端子が追加されたのも注目したいポイントだ。編集部ではアクセス解析の共有や、投入した記事のレビュー、あるいはExcelシートなどを会議室に据え置いたテレビに写して、複数人で眺める会議が多い。またイベント会場でのプレゼンなど、外部の大型テレビやプロジェクターを活用した利用ということも年に数回はある。

HDMI端子とOneLinkが追加されている

 そんなときHDMIはやはり一般的で、どんな機器とも接続しやすい。Mini DisplayPort用の変換アダプターを用意すればいい話かもしれないが、忘れて探しまわるという手間もちょくちょく生じていた。

 これらの端子が増える一方で、新しいThinkPad X1 CarbonはSDメモリーカードスロットを省いている。取材先で撮影したデジカメの画像をその場で取り込んで使うという用途で若干不便さも感じるのだが、最近では簡易的な撮影はUSB接続したiPhoneなどで済ませ、そのまま取り込んでしまうような使い方でも割と問題ないことがわかってきたし、「AirStush」「MeoBankSD Plus」などといった無線利用のSDカードリーダーなども増えている。実際にはそれほど困らないかもしれない。

 このように新しいThinkPad X1 Carbonは、仕事で使うマシンとして意外にネックがあったUltrabookの拡張性の低さを解消している。機能の新しさやキーボードの変更に関心が行ってしまいがちな新しいThinkPad X1 Carbonだが、このあたりの地味な不満点がきちんと解消されたという点がまず最初に評価したい点である。

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