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地道な改善と新機能の実用性を探る

新しいThinkPad X1 Carbonは使える相棒になるのか?

2014年03月13日 19時30分更新

文● ASCII.jp編集部

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 1月末に「新しいThinkPad Carbon」が発表され、編集部で試用する機会があった。

 実は一世代前の「ThinkPad X1 Carbon(Gen1)」を2012年末から継続的に試用してきた(実際はさらにその前のThinkPad X1も購入している)。薄さや軽さに加えて、基本スペックのバランスも取れていて完成度の高い製品だったと素直に思う。

 128GBのSSDは少々手狭ではあるが、14.0型HD+(1600×900ドット)のディスプレーは情報量と見やすさのバランスが取れている。キーボードもUltrabookとしてはかなり深いストロークと安定感がある。なにより重量が1.3kg台と十分に軽く、ちょっとしたブリーフケースに入れて持ち運べる点が魅力。

 ここ数年各社が力を入れてきたUltrabookだが、その中でも実用性の高さという点でかなりの高水準を実現してきた1台ではないだろうか。

地道な進化にまずは注目

 そんなThinkPad X1 Carbonが大幅にリニューアルするというのだから、気にならないわけがない。基本仕様の強化に加えて、どんな機能や使い勝手の改善が見られるのかに大きな関心があった。性能の改善に関しては当然のようにある。先代機は3000番台のCore iシリーズ(Ivy Bridge)、現行では4000番台のCore iシリーズ(Haswell)を搭載。内蔵グラフィック性能も向上している。

Creative ScoreとProductivity Scoreを見るとストレージ性能に関してはほぼ同等。画像処理で1.5倍程度、ブラウジング関連では倍程度の差が出ている(グラフは各項目ごと旧機種を100%として作成)。

 手持ちのThinkPad X1 Carbon(Gen1)はCore i5-3317U(1.70GHz)、試用機の新しいThinkPad X1 CarbonはCore i7-4600U(2.10GHz)搭載。旧モデルがラインアップの下位であるのに対して、試用機は上位となる。したがって、直接的な比較がふさわしいかは別途考える必要はある。とはいえ、統合ベンチマークテストの「PCMark07」の各項目を比較すると、ストレージ周りがほぼ同等であるのに対して、画像処理やグラフィックスの性能で1.4~1.5倍、ウェブブラウジングやデコーディングのスピードで1.5~1.98倍程度の差が出た(ちなみに総合スコアは5274と643と大きく離れたが、これはVideo Transcoding関連の結果が旧機種で取得できなかったため)。

試用機の主なスペック
機種名 新しいThinkPad X1 Carbon ThinkPad X1 Carbon
CPU Core i7-4600U(2.10GHz) Core i5-3317U(1.70GHz)
メモリー 8GB 4GB
SSD 256GB 128GB
解像度 2560×1440ドット 1600×900ドット
GPU Intel HD Graphics 4400 Intel HD Graphics 4000
OS Windows 8.1(64bit) Windows 7(64bit)

 性能的には旧機種でも十分という印象だが、順当に進化しているという印象だ。

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