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スマホ時代のカーナビはこう選べ! 第1回

「スマホで十分」派の初心者がカーナビのことを学びに行ってきた

カーナビ選びの基礎知識—2013年冬版

2013年11月23日 12時00分更新

文● 貝塚怜/ASCII.jp編集部

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AVN-Z03iW。Wi-Fi経由のスマホ連携に対応する

—— そういう機種はまだ出てきていないのでしょうか?

 「最近発売された、イクリプス(富士通テン)のAVN-ZX03i/Z03iW/Z03iはそういうモデルですね。Wi-Fiでスマホと連携して、スマホのデータをカーナビに転送、地図上の施設情報を強化できるんです。また、『CarafL』という専用アプリを使うと、対話形式でのナビも利用できます。相互通信規格の『MirrorLink』にも対応しているので、スマホの画面をカーナビの大きな画面で操作できるのもポイントですね。対応アプリを使って、カーナビ上で最新のニュースをチェックするといったことができます」

もう「スマートフォンやタブレットで十分」とは思わない

—— それは便利そう! ぜひ他のカーナビもスマートフォンと連携できるようにしてほしいですね。その他に目立った機能を持ったカーナビはありますか?

 「やはりカロッツェリアの『サイバーナビ AVIC-VH0009』でしょうか。オプションの通信モジュールや車載カメラを使ってさまざまな機能が使えるようにしたナビです。他のユーザーの車載カメラで撮影した画像を渋滞情報などと組み合わせて見たり、通信モジュールを使って施設情報検索などが利用できたりと、非常に便利なモデルですね。通信モジュールと車載カメラをセットにした『AVIC-VH0009CS』がおすすめです」

サイバーナビ AVIC-VH0009。まさに未来のカーナビ!

—— スマートフォンと連携することなく、スマートフォンと連携しているくらいの性能が発揮できるイメージでしょうか?

 「むしろそれ以上です。車載カメラからの映像を地図に重ねてナビしてくれたり、走っただけで舗装し立ての道路が地図に反映されたりと、ナビゲーションシステムとしてかなり性能が高いです。施設が走行車線にあるのか、営業しているのかなども確認できますよ。実際に私も使っているのですが、かなり快適です」

—— これはなんでしょう?

 「AR HUDユニットです。サンバイザーの部分に取り付けることで、運転中も最小限の視線移動で情報が見られるというものですね。裏が透けているので、空中に情報が表示されているように見えます」

AR HUDユニットの表示イメージ

走行時は空中に文字が表示されているように見える

—— まるでSFのようですね。今日ここに来るまではスマートフォンで十分じゃない? と思っていましたが、ここまで高機能なものがあると知ると、やはりカーナビがあるといいな、と感じられました。そしていいものを見れば見るほどいいものが欲しくなってくる辺り、PCに通ずるものを感じます。

 「皆様そうおっしゃいますよ。確かに、スマホや安価なPNDでもカーナビとして十分に使えるのですが、価格帯が上にいくほど、性能がきめ細やかで使いやすくなっていきます。大体の道だけ分かればいいのか、より正確な位置情報を知りたいか、豊富な施設情報を利用したいかなど、『カーナビにどれだけのことを求めるか』をよく検討した上で、間違いのないカーナビ選びをしていただければと思います」

—— 今日だけで少しカーナビに詳しくなれた気がします!

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