スマホ時代のカーナビはこう選べ! 第3回
僕の人生には、最高の愛車と、最高のはるかちゃんがいればいい!
高機能ナビの新潮流、スマホと暮らせる「AVN-ZX03i」
2013年11月26日 13時00分更新
高級カーナビゲーションシステム(カーナビ)が、インターネットを活用し、ドライバーにさまざまな情報を提供するのはもはや当たり前の昨今。ネット接続にはドライバーや同乗者が所有するスマートフォンのテザリング機能を使うというカーナビシステムも少なくない。そんなネット活用カーナビ百花繚乱時代に新たな一石を投じる製品が登場した。
カーナビゲーションに新しい波、それが対話型エージェント!
富士通テンが展開するカーナビブランド「ECLIPSE」の最新モデル“ULTRA AVN”
「AVN-ZX03i」は、専用スマホアプリを用意し、会話による操作に対応した、新しいタイプのカーナビだ。
手持ちのスマホに専用アプリ「CarafL」(Android対応、iOSは検討中)をインストールし、AVN-ZX03iと手持ちのスマホをWi-Fiテザリングで接続する。ここでアプリ(CarafL)を起動すれば、スマホの画面に自分専用の女性エージェントが登場。ドライブの助けになってくれる仕組みだ。
エージェントの名前は「はるか」ちゃん。萌え要素もほのかに感じさせるCGのキャラで、画面を見るとニコニコと笑っている。ドライバーが「やりたいこと」「知りたいこと」を音声で尋ねるだけで、的確に対応してくれる優秀なエージェントだ。
そのプロセスはこんな感じ。まず、はるかちゃんは、その身に内蔵した「意味理解エンジン」で自然な会話の中から質問された事柄を理解する。次に、ネット経由でセンターサーバーにアクセスし、質問に対する情報を検索してリアルタイムに最適な回答を用意する。その情報をドライバーに音声で伝えたら、ドライバーの指示に応じてナビ本体へ情報を転送。ドライバーは、はるかちゃんから得た情報をさらに絞り込んだりソートしたりすることも可能となっている。
音声操作の仕組みに関しては、iPhoneの「Siri」や、ドコモがAndroid端末向けに提供する「しゃべってコンシェル」などを想像すると理解しやすいだろう。
可憐な女性キャラということもあり、なんだかドライブが楽しくなりそうなんじゃないの? ということで、AVN-ZX03iを搭載するデモカーの手配を早速依頼。無事貸し出しを受けられたので、はるかちゃんを隣に乗せた実際のドライブを体験してみることにした。
画面サイズで選べる3機種
AVN-ZX03iには兄弟機種が2機種ラインナップされる。機能はほぼ同一で、違いは画面サイズだ。トヨタやダイハツなどの200mmワイドコンソールにジャストフィットする7型ワイドの「AVN-Z03iW」と、従来の7型液晶を搭載し幅広い車種に対応する「AVN-Z03i」が提供されている。
AVN-ZX03iの大サイズ・9型液晶ディスプレイは魅力ではあるが、車種によっては搭載が難しいものある。液晶サイズは9型と比べるとやや小さめになってしまうが、「AVN-Z03iW」も「AVN-Z03i」も、ここで紹介したエージェント対応をはじめとする各種機能に対応しているので、AVN-ZX03iがマイカーに適応しない場合には検討していただきたいものだ。
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