この操作感は……ホンモノだ!
レーシングドライバーがオフタイムトレーニングに使えると、最近話題のレーシングシミュレーター。昨年あたりからわが国でも一般の人々が「乗れる」ものが一般営業を開始しているが、利用料金が高いので気軽にいつでもというわけにはいかないものが多かった。
11月5日から秋葉原にオープンした「D.D.R」(Da le De mo Racer)は本格的なレーシングシミュレーターを3台用意し、10分1000円という、気軽に利用できる料金設定。また、場所もベルサール秋葉原の裏手、まんだらけのとなりのハードオフが入っているビルの5階という、非常にわかりやすい立地だ。
ここに入っているシミュレーターはステアリングに路面のフィードバックを伝えるのはもちろんのこと、シートが油圧による完全可動式で、ブレーキングや加速時の前後の荷重移動やコーナーリング時の左右方向の荷重移動も忠実に再現されるというもの。
AIによるデモ走行の動画をご覧いただくと、どれだけシートが動いているかがよくわかると思うが、これにドライバーが座ると、そのドライバーは仮想現実のサーキット走行を体験することとなるのだ。
また、操作系もブレーキなどはノンサーボタイプ(倍力装置がない)なので、かなり力を入れて踏み込む必要があるが、その先の微妙なタッチが見事に反映される。クラッチも半クラッチの感覚が再現されており、マニュアルミッションも一般市販車にあるHパターンなどにも対応するなど、かなり作り込まれているところも凄いの一言。