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現役GTドライバーも特訓! アキバに本格レーシングシミュ!

2013年11月09日 15時00分更新

文● 北森涼介 写真●北森涼介

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現役レーシングドライバーも続々来店!

 このD.D.Rのオープニングレセプションがあった11月4日、決して広くは無い店内は多くの人で溢れかえっていた。その中には現役レーシングドライバーの姿も見えた。

 スーパー耐久最終戦オートポリスがこの週末に控えていることもあってか、ST-2クラスで「GRG RACING ランサー EVO X」(通称グルーミーEVO)に乗る藤原能成選手もオートポリスのコースを走りこんでいた。

 「オートポリスは九州なので、気軽に練習走行に出かけるわけにはいかないからシミュレーターでの練習は本当に重要です。(シミュレーターで使っているマシンが)レースで使っているマシンではないのですが、とにかくサーキットに慣れるという意味でGTマシンで走りこんでみましたが、オートポリスの再現度が高いのでかなりいい練習になります。とりあえず移動日の木曜日(7日)までは通って走りこもうかと思っています」

 プロダクションレースのN0-TEC(エヌゼロテック)にマレーシア産のクルマ「プロトンサトリア・ネオ」で出場し、今季ランキング3位のずらやん鈴木選手は、最終戦で悔しい思いをしたというツインリンクもてぎを、千代選手にアドバイスをもらいながら走っていた。

「このシミュレーターのラインナップで一番パワーが少ないというF3でツインリンクもてぎを走りましたが、ぶっつけ本番で走ったレースのときから比べても落ち着いて走ることができるので、自分の走りのどこが間違っているのかをすごく理解できました。

 サーキットでフリー走行をするとサーキットライセンスを持っていても20分3000円だし、タイヤの消耗や燃料、往復の移動費などを考えると頻繁に行くわけにもいきませんから、こういうものが秋葉原にできたのは本当に助かります。今後は車種も増やしてくれるそうなので、1600クラスのFF車をリクエストしてみました」

 元F3ドライバーで2002年F1日本GPサポートレース出場時のクラッシュで、下半身にハンディキャップを負ってしまったという長屋宏和選手も、レース復帰に向けての練習にシミュレーターは欠かせないとこと。このようにハンディキャップのある人々にも対応するハンドドライブキットがあるというのも、D.D.Rの特徴のひとつになっている。

 D.D.Rとは「誰でもレーサー」の略で、「本当にどんな方々でもシミュレーターを楽しく使っていただくために、料金だけでなく装備や体制も考えてオープンしました!」とは代表の滝井さんの弁。千代選手の他にもフォーミュラーマシンで走る選手がアドバイザーとして必ず常駐しているので、、初心者も安心して楽しめるレーシングシミュレーターショップとなっている。

 行けば必ずハマるコト間違いなし。そして、ここで速ければサーキットでも速く走れることも間違いないのではなかろうか。

ショップ概要

名称
D.D.R 秋葉原 レーシングシミュレーターショップ
住所
〒101-0021 東京都千代田区外神田3-11-2 ロックビル5F
電話番号
03-6206-8480
公式サイト
http://ddr.jp.net/

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