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ゲームの秋! 昼間も夜中もPCでゲーム漬け 第2回

新生FF XIVを快適にプレイできるコスパ重視の構成を見極める

2013年10月05日 15時00分更新

文● 藤田 忠

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CPUのコア数/スレッド数
動作クロックの影響をチェック

 CPUの売れ筋は4コア/8スレッドに対応する「Core i7」シリーズだが、ゲームで8スレッドすべてが使われることは少ない。最後は、CPUのコア数とスレッド数、動作クロックによるフレームレートの変化を追ってみた。

 計測CPUには「Core i7-4770K」を使用し、マザーボードのUEFIでCPUの有効コア数や「Intel Hyper-Threading Technology」の有効/無効、動作倍率を変更することで、コア数とスレッド数、動作クロックを変化させている。

チョコボポーターで「グリダニア」と「黒衣森:北部森林 ハーストミル」間を移動した際のフレームレートを計測

 フレームレートは描画設定“最高品質”、解像度1920×1080ドットで、ユーザー操作のないチョコボポーターで移動した際の60秒間のフレームレートを「Fraps」を使って計測している。そのほかのテスト環境は描画設定の違いによるフレームレートと同じだ。

ASUS「Gryphon Z87」のUEFIでコア数とスレッド数、動作クロックを調節。擬似的にCore i5シリーズと同じ4コア/4スレッドやCore i3シリーズの2コア/4スレッド環境を作っている

CPU性能の違いによるフレームレート(単位:fps) better→

 2コア/2スレッドの3GHz動作時は全体的にフレームレートがダウンしたが、4スレッド時は動作クロックの影響も少なく、4コア/8スレッド時とは最高フレームレートがダウンするのみになっている。

 ゲームプレイ中のCPU負荷を「HWiNFO64」で確認してみると、2コア/4スレッドや2コア/2スレッド時は、さすがに100%負荷になっているが、4コア/4スレッド時は動作クロックに関係なく80%前後と余裕を残している。

LGA 1150のCPUでは鉄板となる「Core i7-4770K」のHWiNFO64。実売価格は3万3500円前後だ

4コア/4スレッド 3.5GHz(左)と4コア/4スレッド 3GHz(右)動作時。クロックが低下した分、CPU負荷がアップしている

2コア/4スレッド 3.5GHz(左)と2コア/2スレッド 3GHz(右)動作時。フレームレートに顕著な差はなかった2コア/2スレッド時だが、CPU負荷は100%状態のままで余裕は一切ない

CPUは4コアが狙い目!
余った予算をGPUに投入して
快適な新生FFXIV環境を組もう

 あまりCPU性能をダウンさせると、後々ビデオカードを交換した時にGPU性能を引き出せなくなることもあるので、「Core i3」シリーズの下位モデルや「Pentium」シリーズなどはおすすめできないが、「Core i7」シリーズから4コア/4スレッドの「Core i5」シリーズにダウンさせるのはアリだろう。

「GeForce GTX 660」や「GeForce GTX 760」といった2万円前後のミドルハイ/ミドルGPUと4コア/4スレッドの「Core i5」シリーズを組み合わせて、コストパフォーマンスいい自作PCを組んだり、今使っているPCをパワーアップさせて、新生FFXIVを高画質で満喫しよう

 Core i5シリーズはCore i7より1万円近く安くなるので、浮いた予算をビデオカードに投入してGPU負荷の増加する戦闘時も“最高品質”でのプレイを目指すのもグッドだ。

 さて次回は、ミリタリーマニアが熱中する「World of Tanks」と「Battlefield 4」をプレイするのに最適な描画設定や、ベストなビデオカードを探っていこう。

※:検証・測定は編集部が独自で行った結果であり、ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼアの動作を保証するものではありません。また、検証に使用したパーツ・機材はファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼアの推奨製品ではございません。

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