国内MMORPGの超話題作「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」(以下:新生FFXIV)の正式サービス開始から、早1ヵ月。サーバーの増強が進み、新規ワールドのオープンなど、そろそろプレイしようかな~と思っている人も多いことだろう。
しかし描画エンジンが刷新され、高品質なグラフィックスでプレイを楽しめる新生FFXIVをより快適に遊ぶには、それなりにパワーのあるビデオカードが必要になってくる。第2回は、そんな新生FFXIVをより快適に遊ぶのにベストなPCパーツや描画設定などを探っていきたい。
主流GPU13種類の
スコアーをチェック
新生FFXIVの快適プレイのキモになるビデオカードは種類豊富。日々ゲームをしている人や自作PC好きなら、型番からおおよその性能は見えてくるが、新生FFXIVを機に、新たに自作PCを組んだり、購入したりする人や、今使っているBTOマシンなどにビデオカードの増設を考えている人は、どれを選べばいいのか悩みどころだろう。
まずは、新生FFXIVを快適に遊ぶのに、どのクラスのGPUが必要になるのか、公式ベンチマークの「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」を使って、ミドルローからウルトラハイエンドまで13GPUをチェックしてみた。
計測は各GPUのリファレンスクロックで実行。描画品質は、新生FFXIVで新たに描かれた高品質なキャラやマップを満喫できる“最高品質”に設定。解像度は1920×1080ドットのフルスクリーンで計測を行なっている。計測環境はCPUがIntel「Core i7-4770K」、マザーボードがIntel Z87 Express搭載のASUS「Gryphon Z87」などを搭載するLGA 1150プラットフォームになる。
テスト環境 | |
---|---|
CPU | Intel「Core i7-4770K」(3.5GHz/TB時3.9GHz) |
マザーボード | ASUS「Gryphon Z87」(Intel Z87 Express) |
メモリー | PC3-12800 8GB×2 |
SSD | CFD販売「CSSD-S6T256NHG5Q」(256GB) |
電源ユニット | 玄人志向「KRPW-FL600W/92+」(600W/80PLUS PLATINUM) |
OS | Windows8 Pro(64ビット) |
※価格は9月30日調べの通販最安価格。店頭での価格、在庫を保証するものではありません。
ベンチマークスコアーの目安 | |
---|---|
7000以上 | 非常に快適 |
5000~6999 | とても快適 |
3500~4999 | 快適 |
2500~3499 | やや快適 |
2000~2499 | 普通 |
1500~1999 | 設定変更を推奨 |
1000~1499 | 設定変更が必要 |
999以下 | 動作困難 |
2万円台のミドルレンジ
ビデオカードがねらい目!
1万円前後で購入できるミドルローGPUを搭載するビデオカードでも、“やや快適”の2500~3499スコアーと、GPU負荷は中量級クラスの新生FFXIV。ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編のスコアーは、GPUの性能に応じてキレイな右肩上がりになっている。
ウルトラハイエンドな「GeForce GTX TITAN」は1万3442スコアーと頭ひとつ抜きんでているが、価格は最安価格でも11万円前後と最新PCが余裕で1台組み立てられる価格だ。
予算に余裕があるなら、1万スコアーを余裕で超えるNVIDIAの最新ハイエンドGPUの「GeForce GTX 770」や、AMDの「Radeon HD 7970」もアリだが、ねらい目といえるのは、2万円台で“非常に快適"の7000スコアーを超えているGPUだろう。
なかでもイチオシなのは、大手家電量販店などの実売データを元にしたBCNランキングでも複数メーカーの製品がトップ10にランクイン(8月調べ)している「GeForce GTX 660」や、2万円半ばで9260スコアーを出しているNVIDIA最新GPUの「GeForfce GTX 760」を搭載するビデオカードだ。
AMDの「Radeon HD 7850」などもスコアーは悪くないが、ゲーミング=NVIDIAのイメージは根強い。実際、各ビデオカードメーカーも力を入れており、Radeonと比べて、オーバークロックモデルや独自冷却ファン採用モデルなどのラインナップが豊富で、ショップ店頭にも数多くの製品が並んでいる。
ある程度新生FFXIVにベストなビデオカードを絞り込めたところで、続いては描画設定の違いをみていこう。
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