8型ディスプレー搭載のタブレットを発表
東芝
東芝は、8型液晶を搭載する小型のWindows 8タブレットPC「ENCORE(アンコール)」を発表し、ブースで展示していた。ENCOREは、インテルのタブレット向け最新CPUを採用する、小型のWindows 8タブレットだ。公開時点ではまだ未発表のCPUを搭載していることもありCPUの型番は公表されなかったが、デバイスマネージャーで確認したところ、「Bay Trail-T」ことAtom Z3740であることを確認した。
液晶サイズは8型、表示解像度は1280×800ドット。本体サイズは、213×135.9×10.68mm。実際に手に持ってみると、余裕で片手で持てるサイズで、なかなか使い勝手がよさそうだ。重量は約450gと、8型タブレットとしてはやや重いが、片手で持って使っていても疲れるほどではない。カメラはリアに800万画素、液晶面に200万画素と2系統搭載している。
ENCOREは、日本ではまだ未発表だが、年末までには発売したいとのことで、近いうちに日本でも正式に発表されることになるだろう。
ついに出た! 4Kパネル採用のタブレットPC!
パナソニック
日本でも既に発表済みだが、パナソニックはIFAに合わせて20型4Kパネルを搭載するタブレットPC「TOUGHPAD 4K」を展示した。1月にラスベガスで開催されたCES 2013において参考展示していた4Kタブレットの製品版となるものだ。表示解像度はもちろん3840×2560ドット。実際に表示されている映像を見てみると、圧倒的な高精細さに圧倒される。A3サイズの原稿をほぼ原寸大に表示でき、映像関連業務に最適としている。
本体サイズは、475×334×12.5mmと、20型液晶を搭載していることもあり、フットプリントはかなり大きい。ただ、厚さは12.5mmと、20型タブレットとしては世界最薄。20型液晶を搭載しているとは思えないほどに薄い。しかも、この薄さを実現しつつ、76cmからの落下試験をクリアする堅牢性も兼ね備えているという。このあたりは、Let'snoteシリーズの堅牢性技術が大いに役立っているという。
重量は約2.35~2.39kgと、さすがに2kgを超えているが、20型液晶を搭載するタブレットとしてはかなり軽く、20型タブレット世界最軽量となる。実際に持ってみても、見た目の大きさに反してかなり軽々と持てる。とはいえ、10型クラスのタブレットのような機動性はさすがにない。パナソニックも、持ち歩いて使うものではなく、オフィスの会議などに持っていて利用するといった、オフィス内モバイルをメインターゲットとしている。バッテリー駆動時間も約2時間と短いが、一般的な会議は2時間以内に終了することが多いため、ターゲットとする用途を考えると問題ないと判断しているそうだ。
TOUGHPAD 4Kは法人向けの製品で、基本的に個人向けの販売の予定はない。ただ、オンラインでは個人でも購入できるようになるそうなので、興味のある人はそちらをチェックしよう。販売価格も45万円程度となる。