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徹底特集 「iPhone 5s」&「iOS 7」を全力チェック! ― 第7回

Apple Special Event第一印象

今日発表の新iPhone発表、キーワードは「選べる」

2013年09月11日 09時00分更新

文● 林信行

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 日本時間深夜2時からのApple Special Eventで、新型iPhoneが発表された。筆者はテレビ局でアメリカのブログメディアのインターネットで実況や、通信社から送られてくる映像を見ながらその状況を追っていたが、そこで得た第一印象をまとめてみた。

 今回のApple Special Eventではご存知の通り「iPhone 5c」と「iPhone 5s」の2機種が発表された。インターネットではイベントの前から2機種の製品名や背面パネル、さらにはパッケージの写真などが流出していた。しかし、今回の発表でもアップルは事前に漏洩した部品写真と最終的に完成された製品とでは「こうまでも印象が変わるのか!」ということを強く印象づけてくれた。

 今回の新iPhoneを総括すると、キーワードは「選べる」になるだろう。

「機種」が選べる

 ひとつ目は「機種」が選べるだ。これまでiPhoneは2007年の初代iPhone以後、毎年1機種のペースで更新されてきた。それが今回、初めて2機種になった。インターネットの事前情報では「iPhone 5c」は「廉価版」と噂されていた。「廉価」と聞くと、まるで質を下げて安くしているような印象があるが、「iPhone 5c」はiPhone 5とほぼ同じ機能どころか、バッテリー寿命を延ばしたりFacetimeカメラの画質を良くしたりと性能的にもあがっている。さらに5色のカラーバリエーションも選べ、それでいて値段も大幅に下げている。こう考えると、万が一、iPhone 5cしか発表されなくても十分世間の話題が取れる人気製品になったはずだ。

 であるにも、関わらず、アップルは今回、機種を選べるようにした。「iPhone 5c」に加えて発表された「iPhone 5s」は、噂されていた指紋認証機能のTouch IDだけでなく、噂では来年搭載されるのではと言われていた64ビットの「A7」プロセッサーを搭載した世界初の64ビットスマートフォン。性能も2倍になれば、グラフィックス処理性能も2倍になっている。

 ちなみにTouch ID、中には画面ロックを解除する機能だけを紹介しているところもあるが、この機能の一番の価値は、将来パスワード入力を過去の風習として葬ってくれるポテンシャルを持っていることだろう。iTunes StoreやAppStore、iBook Storeでコンテンツを購入するときも、これまでのようにパスワードを入力する必要はなく、ホームボタンの上に指を置くだけで本人確認と意思確認をして決済を済ませてくれる。今でこそ、アップルのアプリだけだが、今後は他社のアプリなどもどんどんこの機能に対応してくるだろう。そうなれば、(電車などの乗車にこそ使えないものの)これはアップルによる決済革命になるかもしれない。実はこれは、筆者がもっとも期待していた機能だ。

 それに加えて、噂にもあがらなかった「M7」プロセッサーを搭載し、iPhoneを使う人の動きを、かなり繊細に察知してくれるという。一体、このプロセッサーを活用したどんな新しいiPhoneの活用が生まれてくるのかを考えると楽しみでならない。

 そして新しいiSightカメラ。センサーもピクセルも大きくし、明るいf/2.2の開口部を用意。白色とアンバーの2色のLEDで被写体にもっとも合うフラッシュ強度と色温度を自動選択し、ナチュラルな色で写真を撮ってくれたり、1秒に10枚の連写をしてきれいに撮れた1枚を選べたり、自動手振れ補正、4分の1の速度のスロービデオ撮影、ビデオ撮影時のズームなど多彩な機能の組み合わせで写真を撮る行為をさらに楽しくしてくれている。

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