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今買うべき27型WQHD液晶ディスプレー比較 ― 第1回

5万円台で購入可な格安27型WQHD液晶を徹底チェック!

2013年08月26日 12時00分更新

文● 石井 英男

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今液晶ディスプレーを買うなら
27型WQHD液晶が狙い目

 液晶ディスプレーの売れ筋は、液晶パネルのサイズ単価の下落にともない、年々大型のものへと移行してきている。2~3年前からは、23~24型クラスの製品が2万円を切るようになり、売れ筋ランキングの上位を占めるようになったが、最近ではさらにその上のクラスである27型液晶ディスプレーの価格が下がってきたため、ランキングに入ってくるようになった。

パーツショップの液晶ディスプレーコーナー

 23~24型クラスの液晶ディスプレーは、すでに底値に近づいており、これ以上価格が大きく下がることはないだろう。今後は、売れ筋が23~24型クラスから27型クラスへと移り変わっていく可能性が高い。

 また、27型より大きなサイズの液晶ディスプレーは、かなり筐体サイズが大きくなってしまうので、設置スペースの問題からも、広く普及することは考えにくい。つまり、27型液晶ディスプレーは、一般ユーザー向け液晶ディスプレーとしては、ほぼ究極的な製品といえるのだ。

27型でバランスのとれた解像度がWQHD
フルHDより表示できる情報量が格段に多い

 27型液晶ディスプレーは表示解像度によって、フルHD(1920×1080ドット)対応製品とWQHD(2560×1440ドット)対応製品に大別できる。当然、前者のほうが価格が安く、フルHD対応製品の実売価格は2万円台前半~5万円程度なのに対し、WQHD対応製品の実売価格は5万円~9万円程度が大半である。

 単に画面サイズが大きな液晶ディスプレーが欲しいというのなら、27型フルHD液晶ディスプレーを購入するのもいいだろうが、せっかく27型液晶ディスプレーを購入するのであれば、やはりWQHD対応製品を選びたい。

デルの27型WQHD液晶ディスプレー「U2713HM」。筐体の見た目はフルHD液晶と変わらないが、パネルの解像度がまるで違う

 23~24型クラスの液晶ディスプレーの解像度は基本的にフルHDであり(一部1920×1200ドットのWUXGA対応製品もあるが)、23~24型クラスから乗り換える場合、27型フルHD液晶ディスプレーを選ぶと解像度はそのまま変わらず、ドットピッチが広くなるだけである。23~24型クラスでは、フルHDがドットピッチの観点からバランスのいい解像度であるが、27型クラスでは、WQHDがバランスのとれた解像度だといえる。

 フルHDに対するWQHDのメリットは、一度に画面に表示できる情報量が格段に増えることだ。フルHDのドット数は1920×1080=207万3600であるが、WQHDでは2560×1440=368万6400となり、ドット数は約1.78倍となる。つまり、WQHDでは、フルHDの約1.78倍の情報量を一度に表示できるわけだ。20~21型クラスの液晶ディスプレーでは、WXGA++(1600×900ドット)対応製品も多いが、WXGA++との比較では実に2.56倍もの差になる。

高解像度環境に一度慣れると
もう元には戻れない

 WQHDのような高解像度環境では、一度に複数のウィンドウを開いても、1つ1つのウィンドウに十分な解像度を割り当てられるので、快適に作業が行なえ、作業効率が格段に上がる。

 筆者は普段、ウェブブラウザーを開いて関連事項を調べつつ、PDFビューアでPDFの参考資料を見ながら、画像ビューアで撮影した写真をチェックして、テキストエディターで原稿を書くことが多い。

 デスクトップの解像度は仕事の効率を大きく左右するため、高解像度環境に一度慣れてしまうと、もう元の環境には戻れない。

27型ではA3サイズが原寸表示できる。そのうえWQHDの高解像度ではデスクトップ領域を広く使える

 ウィンドウを同時に開かない場合でも、高解像度環境の恩恵は大きい。例えば、Excelなどの表計算ソフトを使って、大きなワークシートを編集する場合、WQHDならフルHDよりも広い範囲を一度に編集できるので、より快適に作業が行える。

ピボット機能で縦長に設置すれば、ブラウザーをスクロールしなくても、1画面にここまで表示できる

 また、デジタル一眼レフで撮影したRAW画像を現像する場合も、解像度が高ければより精細な表示が可能になり、原寸表示の場合もより広い範囲を表示できるので、作業がはかどる。

 このように、液晶ディスプレーを今買うなら、お買い得になってきた27型、それもWQHD対応製品がお勧めだ。液晶ディスプレーは、PC本体よりも陳腐化のペースが遅く、長く使い続けることができるので、しっかりした製品を選びたい。

 27型WQHD液晶ディスプレーは、最近注目が集まっている製品であり、各メーカーから製品が出ているが、その実売価格帯は5万円前後から9万円前後(プロユースでは10万円を超える製品が中心)と幅広い。

 そこで本特集では、実売5万円台の格安モデル、6~7万円前後の中堅モデル、8万円前後の高級モデルの3回に分けて、お勧め製品をレビューしていきたい。今回は、実売5万円前後の格安モデルを紹介する。

 本特集で評価するWQHD液晶は以下の6製品だ。

  • ASUS「PB278Q」
  • DELL「U2713HM」
  • IIYAMA「ProLite XB2776QS XB2776QS-B1」
  • LG「FLATRON 27EA83-D」
  • EIZO「FlexScan EV2736W-FSBK」
  • IODATA「LCD-MF272CGBR」

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