誰にでもやってくるかもしれないスマートフォンのトラブル。前回は故障した場合の対処法についてレクチャーしたが、今回は、スマホをなくした(紛失した)場合にどうすべきかをまとめてみた。
スマホは個人情報のかたまりであり、落として誰かに拾われた後、悪用される可能性もある。なので、できるかぎり迅速に、的確なアクションを起こす必要がある。
また、事前にやっておくといい設定もあるので、連休後半の出かける前、そして、なくす前にチェックしてほしい。
Q1:スマホが見当たらない。まずやる手続きことは?
A:まず回線停止。次に検索サービスを試す
利用の一時中断の連絡先
- NTTドコモ:0120-524-360
- au:0077-7-113
- ソフトバンク:0800-919-0113
- イー・モバイル:0120-736-157
まずやるべきことは、キャリアのサポートに電話して回線を停止してもらう。サポートが混んでいてつながらない場合は近くのキャリアショップに駆け込んでもいい。
また、サービス契約していれば遠隔ロックもしておきたい。ただ、事業者によっては夜間は24時間対応でなく、翌日対応の場合もある。
遠隔ロックの設定を行なっておらず、さらに画面ロックも設定していないと、個人情報の流出は防げない。厄介なことになる可能性があるので、少なくとも事前に画面ロックの設定はしておきたい。
また、おサイフケータイ搭載機の場合、その停止手続きも必要。これはキャリアではなく、各サービスの提供事業者に連絡することになる。ただし、一時的なサービスの停止が行なえず、再発行、もしくは退会→再入会になる場合もあるので注意したい。
スマホの位置検索サービスの設定をしているなら、場所を特定しておきたい。詳しくはQ9を参照していただきたいが、実は検索サービスの設定をした覚えがなくても、実は設定がされている可能性もあるので試してみる価値はある。
そのほか、もし各社の保証サービス(詳しくはQ5参照)を受ける場合は、その申し込みの前に警察に遺失届を出さなければならない(詳しくはQ6参照)。
Q2:バスや電車に置き忘れた可能性が高い。どうすれば?
A:鉄道会社やバス会社に連絡。ただし時間に注意
置き忘れた場所がバスや電車の車内ならば、鉄道会社やバス会社の忘れ物の窓口へ連絡し問い合わせる。電車やバスへの置き忘れの場合は、何分の電車に乗ったか、車両の種類、乗った場所などできる限り詳細な情報をまとめておき、連絡すると見つかりやすい。
検索のコツは、直後に連絡するのももちろんだが、電車やバスが車庫に入って点検を受けた頃を見計らって連絡するのもひとつの方法だ。電車やバスは一日中休みなく使われることが多いため、場合によっては翌日まで見つからない場合もある。
そして「ありません」と言われても、時間を変えて何度か問い合わせるか、自分の連絡先を伝えてでも、この段階で発見することが望ましい。
なぜなら、遺失物は鉄道会社やバス会社で短期間保管された後、警察へと転送されるからだ。東京の場合、警視庁の遺失物センターで受け取るケースも多いと思われるが、かなり混雑している。鉄道会社の遺失物センターやバスの営業所などで受け取るほうが時間的ロスは少なくて済むはずだ。
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