手軽に接続できるシンプルさが魅力の米Kanex製ルーター
とにかく簡単に、ホテルなどの有線LANをWi-Fi化して、iPhoneやiPadなどで接続したいという方向けなのが、フォーカルポイントのKanex mySpot だ。無線規格はIEEE 802.11b/gのみに対応し、高速通信のできるIEEE 802.11nには非対応と、他の製品と比べると見劣りする部分は少なくない。
一方、購入時の設定ではあえてセキュリティーの設定がされておらず、パスワードなどを入力することなく利用できる。
もちろん、パソコンに接続して設定画面を呼び出すことでセキュリティーの設定が可能。利用できる暗号化機能は「WEP」のみではあるが、最低限のセキュリティ-は確保できる。ビジネスユースで利用するには、セキュリティー機能の甘さや速度面での不満が発生するかもしれない。
プライベートユースで、スマートフォン用にWi-Fiを共有したいといった使い方におすすめできそうだ。
公称値300Mbpsに対応した高速モデル
国内では無線LAN製品の代名詞ともいえるほど、よくみかけるAirStationシリーズを展開するバッファローからも、ついに小型無線LANルーターWMR-300が登場した。一番の特徴は、最大300Mbpsの倍速モードに対応することだ。
ルーター本体はスクエアな形状。ほぼ同サイズで本体と合体のできるケーブル収納ケースが付属しており、LANケーブルを収納することが可能。このため、いちいちホテルなどでLANケーブルを借りる手間がかからない。
パソコンやWi-Fi機器の接続は、同社ワイヤレス製品に共通の簡単接続機能「AOSS」を搭載しており、本体正面にあるAOSSボタンを押すだけで簡単に接続が可能。このほか、スマートフォン用にはQRコードを読み込むことで接続設定のできる専用アプリも用意。QRコードは本体背面に貼り付けられてるため、簡単に設定することができた。
WMR-300だけの機能として便利なのが、インターネット接続だけを許可する「ゲストポート」機能を用意すること。ゲスト専用のSSIDからのアクセスでは、ネットワーク内のパソコンにアクセスできないため、セキュリティーを確保しながら、お客さんにネット回線を提供できる。オフィスなどで活用できそうな機能だ。