このページの本文へ

藤田 咲さんのボイスが導いてくれる

【発売日決定】ミクさんがナビゲート! ミクタブの実力を探る

2013年04月30日 22時00分更新

文● 林 佑樹

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

カーナビとしての性能はすごくいい

 検索速度や地図表示の速さは、カーナビとしては十分合格点だ。ルート検索時に多少待ち時間がある程度で、リルートは即座に反応する(意図的に3回、ルートを間違えてみたが、いずれも約1秒後にはリルートが展開されていた)。気になったのはメニューへのアクセスである。このときは、スタンドから外してタブレットとして使ったほうが楽かもしれない。

地点検索や設定、ルート編集、GPS情報は専用画面がある。アイコンをタップしただけでは画面は切り替わらず、写真であれば地点検索をタップで画面が切り替わる仕様。ちょっと手間だ

地点検索の画面。カーナビではスタンダードな階層型になっている。このあたりは、おなじみのレイアウトなので違和感なく使えるだろう

 もちろん、片手で操作できるようにボタンが大きいのだが、検索項目が細かくわかれているため、助手席にナビゲーターがいるのであれば、そちらに任せてしまうのもアリだ。スタンドアローンでも十分な情報量を備えるだけに、検索インターフェイスについては改善を期待したい。なお、ナビ終了は目的地周辺で終了するタイプ。50~100m手前で案内が終了するので、場所によっては「もうちょっと案内してくれ!」と思ってしまうだろう。

 施設検索や電話番号検索は、画面右上にあるメニューから行なう。地図上からスムーズに検索が行えない仕様なので、好みが分れるところだが、検索パターンには住所、電話番号、50音施設名、施設ジャンル、周辺検索、駅名、緯度経度、登録地点と豊富。データも最新のものなので、検索で困ることは少ないだろう。またルート検索は、オススメと高速優先、一般優先、距離優先の4パターン。経由地設定は5ヵ所まで。そのほか、細街路検索やスマートIC考慮検索、フェリー考慮検索にも対応している。

設定画面。設定項目は豊富。ミクさんのビジュアルを変更するだけでなく、2画面時縮尺の固定、固定しないといった細かい選択もできる

 GPSの精度も調べてみた。本体の設定でGPS計測地点の表示をしたところ、街中では20~40mのズレがあったものの、しばらくするとほぼ誤差はなくなった。GPSユニットのバンド数の情報は記載されていないが、スマホよりはバンド数が多いものと思われる。逆にトンネルの場合は、一定時間走行するとミクさんが歩みを止めてしまった。自動方向センサーと加速度センサーがあるため、トンネル内も大丈夫かと思っていただけに残念な結果だった……が、GPSのつかみがかなり早く、トンネルを出て50mほど走行するとすぐに復帰した。

GPSをキャッチしやすい状況下では、まず道路通りにGPSのログが並んでいく

一方、トンネルになると位置がずれるほか、途中でミクさんが歩かなくなる

 トンネルが連続するときの様子を動画に撮ってみた。トンネル内に入ってしばらくするとミクさんが動かなくなるのがわかる。加速度センサーとジャイロがあるため、そのまま走行してくれそうなものだが……。ただトンネルを抜けてすぐにGPSをキャッチしているため、それほど気にならないかもしれない。

徒歩モードは参考程度か


 ナビゲーションはドライブモードに加えて、徒歩モードも用意されている。ただ、選択時に注意が表示されるように、マップマッチングを行なわないため、GPS誤差がそのまま適用されてしまう。そのため、散策用として考えると参考地図レベルになってしまう。だが、ミクさんと一緒にお散歩できると思えばそんなことは気にならない筆者だった。ミクダヨーさんバージョンがきたら、引きずられている気分を満喫できそうなので、ダウンロードコンテンツとして追加をお願いしたい。

ドライブモードから徒歩モードに切り替えると表示されるウィンドウ

実際に徒歩モードで歩いてみたデータ。キレイに歩道に沿ってGPSがずれている。どのあたりを歩いているかはわかるので、知らない場所を移動する不安は減るだろう

最大輝度は現行のスマホと比較して約4割減とかなり暗いため、徒歩モードでの画面確認は日陰で行なおう


カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン