小型サイズで10時間を超える連続通信
実際に使ってみると、WiMAXらしい快適な通信が行なえる。カタログ掲載の通信時間は連続で12時間。実際に試してみたところ、PCのウェブブラウザーでradiko.jpを開き、連続してラジオ放送をインターネット経由で聴き続け、10時間使ったところでのバッテリー残量は8%だった。
試した条件は、ブラウザーから確認できるステータス画面において、電波強度が0~5のうちの2だった。電波強度が高ければもう少し長時間利用できた可能性もあるが、逆に持ち歩いて移動しながら利用した場合は短くなると思われる。
今回のように連続してデータが流れているような使い方でも10時間持つことから、適度に休止させながら朝から夜まで持ち歩いた場合でも1回の充電でまかなえると思われる。
ちなみに、シンセイコーポレーションは直販サイトで予備のバッテリーを3500円で販売予定。バッテリー交換が可能という特徴をいかせば、より長時間の利用が可能な点も本機のアドバンテージだろう。
動作中は省電力性能がいいためか発熱も少なく、動作中のルーターをカイロ代わりに手を温めるということは不可能。夏場でも熱で問題になりそうなことはないだろう。
また、URoad-Aeroの操作は非常にシンプルで、電源、スリープ(休止)、WPSの3つの操作ボタンがあるだけ。電源とWPSのボタンは側面、スリープボタンは正面に置いてある。
電源ランプをはじめ操作系の点灯するランプは表側に埋め込んであり、ボディーの素材から透けて点灯がわかるようになっている。通常はバッテリー残量を色で示した電源ランプと電波強度を示すランプが点滅しており、通信状態やバッテリーを状態の確認がしやすくなっている。
細かいことだが、URoad-Aeroの形状は裏と表はわかりにくく、電源とWPSのボタンの印字は裏面にある。裏面を表と勘違いして電源ボタンをいくら押しても、電源ランプなどの確認ができず、電源が入ったかどうか確認しずらいので注意が必要だ。
シャレたデザインのクレードルで有線LAN利用も可能
石鹸のようなURoad-Aeroの外見だが、石鹸を水槽に落とし込んだようなスタイルの専用クレードル「URoad-Aero Station」が別売(同社直販サイトで2980円の予定)で用意されている。スマートフォン並に充電回数が頻繁なモバイルルーターだけに、差し込むだけのクレードルが用意されているのはありがたい。
透明アクリル部分を水槽に見立てれば、URoad-Aeroが水に浸かっているようにも見えるが、単なる充電台というわけではない。クレードルには有線LANポートも搭載しており、有線ルーターとしての利用も可能だ。
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