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小型PCフォームファクターNUC活用術 ― 第3回

NUCを利用した次世代モバイルソリューションを勝手に提唱

2013年01月30日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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 ライターを変えて異なる視点でチェックするNUC特集第3回は、ライター林 佑樹氏へのインタビュー形式で進めていく。編集部が同氏に「NUCでなんかしてください」といってみたところ、次世代モバイルソリューションを勝手に策定してしまっていたので、その顛末を伺うことにした。なおNUCについては第1回第2回を参考にしてほしい。

NUCでモバイル。そうモバイル。ディスクトップ機をモバイル!!

次世代モバイルソリューションってなに?

――本日はよろしくお願いします。さっそくですが、NUCを利用した次世代モバイルソリューションとはなんですか?

次世代モバイルソリューションの説明のため、トートバックからなにやら取り出している林 佑樹氏。本誌では、スマホやガジェットの記事ばかりを書いているが、自作系PC雑誌出身の背景を持つ。今年のテーマは「エンジョイモバイル」だそうだ

【林】 NUCはモバイルCPUの「Core i3-3217U」を採用しているし、ACアダプター「FSP065-REB」はノートPCにも流用できる汎用ACアダプターで、19V仕様というなら……がんばればモバイルは可能だろうということで、スペックを調べていたら突然閃きました。

――たしかに、NUCはコンパクト。手のひらサイズだから持ち運びもOKですね。

【林】 最初は可搬性の高い汎用ACアダプター「Innergie」と、10.1インチあたりのディスプレーを持ち運んで、電源スポットへ行けばOKと考えていたんですが、何か面白くない。自宅からオフィスへ、オフィスから会議室や出先へといった場合は、NUCの可搬性からするとアリなプランなんですが、面白くないなと。あとですね、NUCみたいな小型PCを自宅から出先に運んで作業って、Mac mini登場時から言われていたことだし、ますます面白くない。もう一歩先へ行く必要があったんですよ。

NUCはデスクトップとして位置づけられているので、本来は室内での運用になる。たとえば、ディスプレーのVESAマウントに取り付けて省スペース化といった使い方がある

――ノートのほうがいいじゃんってことになりますもんね。

【林】 そこでノートPC用のモバイルバッテリーがあれば、起動させることは容易だろうと考えたわけです。電源スポットの問題から解放されることで、どこでもNUCで作業ができる。

――なるほど。あとはディスプレーですね。

【林】 ディスプレーもですね、USB駆動のものがあるじゃないですか。NUCから電源を確保してしまえば、スタンドアローンでの運用が実現すると……。つまりNUCとディスプレーをノートPC用モバイルバッテリーで駆動させて、屋外でも快適に作業できるというノマドなソリューションです。ノートPCでいいじゃんって突っ込みはナシで! ロマンとアホさ加減を見て!

――ところで、そのネタ炸裂なソリューション、名前はないんですか? NUCはNext Unit of Computingの略称じゃないですか。

【林】 Desktop Extreme Smart Useful No-adapter Operationと勝手に呼んでいます。エクストリームでスマートで有用性があるだろうなデスクトップ作戦ですの。

――思いっきり日本人的なネーミングですね……かっこいい響きの単語を集めただけじゃないですか。

【林】 略してD.E.S.U.N.O!! ほら、それっぽいじゃないですか。

――そんなことだろうと思っていましたよ(Siri口調)。Desktop Extreme Smart Useful No-adapter Operation、D.E.S.U.N.Oでいいとして……リファレンスの構成は決まっているんですか?

Desktop Extreme Smart Useful No-adapter Operation(D.E.S.U.N.O)のリファレンス構成を披露する林氏

【林】 まずNUC。Intel純正でもいいし、Abeeのキットでも、今後登場するベアボーンでもいいんですが、メモリー16GBに加えて、無線LAN機能を有していることが条件です。ストレージにはWindows 8が入っていればOK。クラウドを使えばスマートだし!

――なんか微妙にいい加減ですね。というか、メモリーは8GBでもいいじゃないですか。

【林】 自作野郎はいつでもメモリMAX積みがデフォルトであり、8GBとか甘えって偉い人がいってました。秋葉原のショップで聞いても、たぶんきっと同じことを言うと思うの。無線LANはインテル製「Centrino Advanced-N 6230」ですね。IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 3.0+HSに対応します。実売価格3000円前後ですね。

NUCにセットしたインテル「Centrino Advanced-N 6230」。無線LANを使えといわんばかりに、アンテナケーブルがデフォルトで存在している。林氏曰く「スロットは全部埋めてこそ自作」とのこと

 WiMAXを契約している場合は「Centrino Advanced-N + WiMAX 6250」もオススメです。テクノハウス東映でゲットしました。もし、デスクトップ用のインテル純正無線LANユニットがあるなら、分解しちゃってもいいですね。ボードの上にmPCIe harfサイズものが載っています。

――あれ? 技適マークは大丈夫なんですか?

【林】 その部分、怪しかったので関東総合通信局に聞いてみたところ、「NUC本体に無線を飛ばすものがない状態、つまり購入直後の状態に技適マークがプリントされている無線LANボードを購入して追加する形であればOK」との回答を得ています。なのでバシバシ追加していいから、スロットを埋めましょう。デスクトップ用の「Centrino Advanced-N 6205 for Desktop」や「Centrino Wireless-N 2200 for Desktop」が流通していることを考えると、そりゃ大丈夫だよねってお話ですが。

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