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iPhone 5を持っている俺たちにビデオカメラは必要なのか!? 第3回

ここはiPhoneに勝てる!? ビデオカメラのすっごい最新機能!

2013年01月24日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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エフェクト機能はアプリがつかえるスマホが得意
でもキヤノンのiVIS HF R42も負けてない!?

 映像にエフェクトをかけたり加工したり、といったことはiPhone 5ではアプリを使うことで簡単に行なえる。ではビデオカメラにはできない芸当なのか、というとそんなことはない。

キヤノン HF R42の「ベビーモード」の選択画面。生後日数や身長・体重を手軽に記入できるスタンプ機能を備えるほか、アルバム機能で映像を時系列順で手軽に確認できる

キヤノン HF R42は「ベビーモード」を搭載。赤ちゃん撮影専用のモードで、生後日数や身長・体重を手軽に記入できるスタンプ機能を備えるほか、アルバム機能で映像を時系列順で手軽に確認できる

 特にキヤノンとJVCケンウッドのビデオカメラには、こうした機能がかなり盛り込まれている。キヤノンの場合、最上位機のHF G20は画質重視なので編集やエフェクトは最小限だが、スタンダードモデルのHF R42の方は「シナリオモード」や「ベビーモード」など、作品づくりがしやすい機能や、多種多様なエフェクト機能が用意されている。

HF R42の手書き機能の画面。画面にタッチするだけで簡単な文字などを書き込める。右のように文字の太さや模様、色の選択も可能だ

HF R42のアニメーション効果。アニメーションによる映像効果が8種用意され、撮影中の映像に合成できる

HF R42のアニメーション効果。アニメーションによる映像効果が8種用意され、撮影中の映像に合成できる

イラスト調フレームの画像の例。こうしたフレームが26種用意されている。この後に手書きで文字を加えることも可能だ

イラスト調フレームの画像の例。こうしたフレームが26種用意されている。この後に手書きで文字を加えることも可能だ

 エフェクト機能は非常に充実しており、アニメーション効果8種、手書きによるタイトル入力、日付や日時の表示、フレーム画のミックス(26種)などの機能があり、撮影中にこの機能を呼び出せる。

本体だけで編集が簡単にできるJVC Everioも魅力

 JVCケンウッドも、なかなか充実したエフェクト&編集機能を備えている。編集は上手く撮れたシーンをマーキングでき、マーキングしたシーンだけを連続再生したり、BDへダビングしたりできる機能があり、編集や再生が簡単だ。

 不要なシーンをカットするトリミングやシーン分割なども本体で行なえる。エフェクトもアニメーション効果や撮影した人物の顔に愉快なイラストを合成する「顔デコ」機能、スタンプ機能に手書き機能とさまざまな加工ができる。

GZ-E565のお楽しみ撮影機能。アニメーション効果、顔デコ撮影は各8種。スタンプ撮影は16種の効果が用意され、手書き機能もある

GZ-E565のお楽しみ撮影機能。アニメーション効果、顔デコ撮影は各8種。スタンプ撮影は16種の効果が用意され、手書き機能もある

 撮影時や撮影後にあれこれと映像を加工してしまえば、後はSNSサービスなどに動画をアップしたり、BDにダビングするだけなので、PCでみっちり編集や加工を行なう必要がない。

 一方でエフェクト&編集系機能が少ないのがソニーのビデオカメラ。エフェクトは映画調の画質となる「シネマトーン」と、フェードイン/アウトを行なうフェーダー機能くらいのものとなる。編集も撮影した映像の削除ができる程度で機能としては最小限だ。

 ただ、デジタル一眼レフの「α」やミラーレス一眼の「NEX」シリーズでは、動画に適用可能なエフェクト機能が多数実装されており、楽しい動画を撮るための機能はデジカメのほうが豊富だ。

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