このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

ハンディカム新製品登場! 最強の手ブレ補正がエントリーにも!!

2013年01月09日 13時10分更新

文● ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
一番右のハイエンドモデルは従来機とサイズはあまり変わらないが、それ以外のミドル以下のモデルにも空間光学手ブレ補正ユニットを搭載。写真のようにサイズ差が大きいため、ユニットの小型化が必須だった

一番右のハイエンドモデルは従来機とサイズはあまり変わらないが、それ以外のミドル以下のモデルにも空間光学手ブレ補正ユニットを搭載。写真のようにサイズ差が大きいため、ユニットの小型化が必須だった

 ソニーから、「HDR-PJ790V」や「HDR-PJ630V」、「HDR-CX430V」など、フルHDビデオカメラ「ハンディカム」の新機種6モデルが発表された。

 従来、最上位機種のみに搭載されていた「空間光学手ブレ補正」が4モデルに拡大しているのがラインナップの特徴。空間光学手ブレ補正は、レンズ群と撮像素子を1つのユニットとしてまとめ、それを動かす仕組みにより、手ブレ補正エリアが拡大。ズーム時でもワイド撮影時と同程度の手ブレ補正効果を実現する。さらにレンズをまとめたことで理想的な光学配置をキープできるため、画質の劣化(明るさの劣化)が少ないのが特徴だ。

ハイエンドモデル(左)とミドルレンジモデル(右)の空間光学手ブレ補正のユニット。構造の見直しや小型モーターの開発などにより、強度と高熱性能を両立しつつ小型化を実現した

 新機種ではこの空間光学手ブレ補正のユニットを20~40%ほど小型化し、ミドルレンジおよびエントリー機種への内蔵を可能とした。レンズも全機種で広角側の画角が26.8mm以上と高視野角となっている。

ハイエンドモデルの録音設定

ハイエンドモデルの録音設定

 また、画像処理エンジンの「Bionz」が全モデルで新しくなり、解像感が向上しているほか、多くの機種で新型の5.1ch録音システムを採用し、録画時の音声のノイズを大幅に低減している。

 そのほか、アクセサリーシューが「α99」や「NEX-5R」「NEX-6」などと同じ新型のもの(Multi Interface Shoe)となり、AVケーブルやUSBケーブルを接続する外部端子も新しいものとなっている。このため、従来のハンディカム用アクセサリーを使う場合は変換アダプタ―などが必要となる。

ハイエンドモデルはプロジェクター機能を大幅強化

「HDR-PJ790V」

「HDR-PJ790V」

 従来のハイエンドモデルはプロジェクター搭載/非搭載で2機種を用意していたが、今回はプロジェクター搭載の「HDR-PJ790V」の1機種のみとなる。

 撮像素子は665万画素のExmor R CMOSセンサーを採用し、光学10倍ズームレンズを搭載。もちろん空間光学手ブレ補正を内蔵するほか、広角側の画角は26mmでハンディカムでは最大の広い画角となる。内蔵メモリーは96GBで、3型(92万画素)のタッチパネルディスプレーを搭載。1月18日発売予定で予想実売価格は15万円前後となる。

側面にHDMI入力が備わっている

側面にHDMI入力が備わっている

PJ790VのみEVFを装備する

PJ790VのみEVFを装備する

 大きく進化したのは内蔵プロジェクター。輝度が20ルーメンから35ルーメンにアップしたほか、解像度が従来の640×360ドットから854×480ドットに向上。より明るく、きめの細かい映像を表示できるようになった。

 さらにHDMI入力の実装により、PCやスマートフォンなどの画面をPJ790Vを通して投影できるようになっている。

内蔵マイクが独立して飛び出しているようなデザインだ

内蔵マイクが独立して飛び出しているようなデザイン。取り外したり、可動はできない

 また、内蔵マイクを独立型とすることで、従来機種と比較して風音の低減率は最大90%(ウィンドスクリーン装着時)になるという。

空間光学手ブレ補正を全面的に採用したミドルレンジモデル

プロジェクター搭載の「HDR-PJ630V」。ブラックとブラウンの2色を用意する

プロジェクター非搭載の「HDR-CX630V」

プロジェクター非搭載の「HDR-CX630V」

 ミドルレンジモデルは、プロジェクター搭載の「HDR-PJ630V」と非搭載の「HDR-CX630V」の2機種を用意。どちらも空間光学手ブレ補正を内蔵する。撮像素子は543万画素のExmor R CMOSセンサーを採用し、光学12倍ズームレンズを搭載。内蔵メモリーは64GBで、3型(92万画素)のタッチパネルディスプレーを搭載する。1月18日発売予定で予想実売価格はPJ630Vが11万円前後、CX630Vが10万円前後となる。

 PJ630Vのプロジェクターは20ルーメン、640×360ドットのものとなるが、HDMIの外部入力には対応。PJ790Vと同じくPCなどの画面を投影できる。

 PJ630V/CX630Vともにマイクは独立型ではないが、録音システムはPJ790Vと同じものを採用する。



ソニーストア

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中