microSDカードでストレージ拡張も可能
Surfaceの主な仕様は次ページにあるとおり。CPUはAndroidタブレットで定番のTegra 3(1.3GHz)。メモリーは2GBでストレージはSSD 32GB。無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n対応でBluetooth 4.0にも対応する。残念ながらWAN系通信機能はない。
Androidタブレットでは珍しくないが、Surfaceにもメモリーカード用として、microSDXCカードスロットを備えている。……はずだが、各側面を見てもスロットが見当たらない。実はSurfaceのmicroSDXCカードスロットは、Kickstandを開いた状態の右側面にあり、Kickstandを閉じると見えなくなる位置にあるのだ。
Surfaceに装着したmicroSDメモリーカードは、Windows RT上ではDドライブとして認識されている。内蔵ストレージが少ない32GBモデルでも、容量の大きなmicroSDXCカードを使えるので、ローカルコンテンツは内蔵ストレージだけでやりくりしなくてはならないiPadよりは、ストレージ容量を気にせずに使えそうだ。
なお、SurfaceにプレインストールされているWindows RTは英語版(再インストール時はフランス語なども選べる)だが、日本語のランゲージキットを導入することで、日本語の表示やIMEによる入力も可能になる。もし海外でSurfaceを手に入れる機会があったとしても、日本語での使用には問題ない。ランゲージキット導入後でも、ストレージの空き容量は16GB程度はあった。
カバー兼簡易キーボードとしては十分な
Touch Cover
Surfaceの売りである、キーボード付きのTouch Coverの使い勝手はどうだろう? 率直に言えば、本気で長文を入力するには慣れが必要だが、ツイートやメール程度なら問題ないという印象を受けた。
Touch Coverのキーボードは、膨らみのあるタッチセンサーが並んでいるだけといったもの。当然ながらパソコンのキーボードのようなタイプ感は望むべくもない。だが、キーピッチは上下とも約18mmとそれなりのサイズがあり、タッチすると「ピッ」と音が鳴るので、タッチタイピングができないというほどでもない。少なくともスクリーンキーボードを使うよりははるかにマシだ。本体+カバーの重さや携帯性のまま、簡易キーボードまで使えると思えば十分だろう。
タイプ感を重視するなら、オプションの「Type Cover」を選ぶといい。厚さ5.8mm、重さ約218gでアイソレーションタイプのキーボードを備えたカバーで、価格は129.99ドル。Touch Cover単体の価格に+10ドルで手に入る。