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秋葉原のショップブランドPCで秋の夜長は快適ゲーミング! 第3回

安さと快適さの共存! パーツショップPCを比較【10万円以下編】

2012年09月20日 12時00分更新

文● 藤田 忠

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価格と性能のバランスが良好

 搭載パーツメーカーや構成にスキのない「G-GEAR ファンタシースターオンライン2 推奨認定モデル」だが、ゲームPCは性能が重要。各種ベンチマークと消費電力を計測して、その性能をチェックしていこう。

CINEBENCH R11.5 (単位:pts) better→

PHANTASY STAR ONLINE 2 (単位:score) better→

PHANTASY STAR ONLINE 2 (単位:fps) better→

 「CINEBENCH R11.5」のスコアーは、CPUのコア/スレッド数、動作クロックに差がないため、ここまでの5機種とほぼ同じ値になっているが、PSO2公式ベンチマークは、前述の「GeForce GTX 560」を搭載するソフマップのショップブランドPC「SPR-I37GW7P12E-SP」よりも高いスコアーとfpsになっている。これは、PSO2公式ベンチマークが、ビデオカード以外の要素も影響を与えるためだ。

消費電力 (単位:W) ←better

 最後は各ベンチマーク実行中の消費電力だが、こちらはソフマップの推奨モデルよりも最大16Wもダウンしている。電源ユニットの80PLUS BRONZE認証の有無が影響しているのだろう。

コストパフォーマンス抜群の1台

 高描画設定でPSO2を遊ぶのに十分な性能を備えつつ、高品質のパーツと拡張性の高いケースが使われているツクモ「G-GEAR ファンタシースターオンライン2 推奨認定モデル」は、間違いなく買いといえる1台だ。

軽量、中量級ゲームならフルHD&高描画で楽しめる。間違いなく買いといえる1台だ!

 「Battlefield 3」などの重量級ゲームを遊ぶには、解像度や描画設定を下げざるを得ないが、軽量、中量級ゲームならフルHD&高描画で楽しむことが可能だ。
 もちろん、ビデオカードのカスタマイズを行なうのもアリ。今なら、限定特価で「GeForce GTX 560 Ti」への変更がプラス2100円で行なえるのでねらい目だ。

ショップによってカスタマイズできる幅に差異がある

 以上、全3回にわたり6つのショップブランドPCを検証してきた。そこでわかったのは、PSO2などのゲーム公認の推奨モデルであれば、どのショップブランドのPCを買っても間違いはないということだ。搭載ビデオカードのグレードによって若干画質に差が出るものの、どのマシンでも快適にゲームをプレイできる(当然といえば当然だが、ほとんど不満がなく快適にプレイできる点は評価に値する)。

 ただ、PCケースによって電源ボタンの位置が違ったり、メンテナンス性や静音性が違うため、PCの使い勝手も変わってくる。さらにショップによって、カスタマイズできるパーツの種類やラインナップに違いがあるうえ、長期保証に加入できたり、即納サービスがあったりと、独自のサービスを展開しているところもある。ここが個人によって評価の良し悪しが別れるところだろう。

 自分の予算、そしてゲーム以外でこだわりたいポイント(静音重視、冷却重視、小型化重視など)を明確にすれば、おのずと自分に最適なショップとPCが見えてくるはずだ。自作PCは自分でパーツを組んで、OSやドライバーをインストールしなければならないが、ショップブランドPCは、電源を入れればすぐにPCが起動する。買ったそばから即ゲームがプレイできる最新のショップブランドPCで、秋の夜長はゲームに明け暮れたいところだ。

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