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2011年CPUクーラー最強王者決定戦 第2回

オーバークロック対応のクーラーは如何に

勝つのはどれだ!? 2011年CPUクーラー王座決定戦【第2回】

2012年02月07日 12時00分更新

文● 宇野 貴教

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ロープロ設計に対応する大型トップフロー
Thermaltake「Flexi」

●対応ソケット:775/1155/1156/1366、AM2/AM2+/AM3/AM3+
●寸法/重量:126(W)×150(D)×92(H)mm/615g
●ファン回転数:800~1300rpm
●ノイズ:16dB
●実売価格:5000円前後
●製品情報URL:http://jp.thermaltake.com/products-model.aspx?id=C_00001816
●ASCII.jp記事URL:http://ascii.jp/elem/000/000/643/643575/

Thermaltake「Flexi」

 高さ92mmでロープロファイル設計ケースにも対応するトップフロータイプの製品だ。薄型タイプであるが、搭載ファンは120mm角でヒートパイプも6本装備するなど、冷却性能は高めに設計されており、省スペースマシンで高TDPのCPUを使いたいユーザーには魅力的な製品。放熱フィンはCPU接触部から片側に大きくせり出した形になっており、向きを変えることでメモリかVRMのどちらかに、ファンからの風を送ることができる。
 冷却性能は搭載ファンの回転数が低めなこともあってあまり目立たないが、トップフローでロープロ対応としてみると悪くない。ファンノイズが少なく、周辺冷却性能が高めというのも魅力だ。

アイドル時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  29℃ 30.3℃ 32.3℃ 30.2℃ 37.4dB 900rpm
純正より ±0℃ +2.8℃ +7.7℃ +3.9℃ -5.6dB -800rpm
高負荷時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  61℃ 32.6℃ 42.6℃ 38.5℃ 43.6dB 1400rpm
純正より -14℃ -6.2℃ -3.2℃ -11℃ -5.4dB -1900rpm

10分間の温度推移

サイドフローのコンパクトモデル
Thermaltake「Contac21」

●対応ソケット:775/1155/1156、AM2/AM2+/AM3/AM3+/FM1
●寸法/重量:88.4(W)×100(D)×139.5(H)mm/425g
●ファン回転数:1000~2400rpm
●ノイズ:19.3~30dB
●実売価格:2700円前後
●製品情報URL:http://jp.thermaltake.com/products-model.aspx?id=C_00001807
●ASCII.jp記事URL:http://ascii.jp/elem/000/000/643/643575/

Thermaltake「Contac21」

 サイドフロータイプのCPUクーラーと言えば、120mm角ファンを搭載するビッグサイズな製品が多いが、この「Cantac21」は92mm角ファンを搭載するコンパクトなモデルだ。小型なことを除けばスペック的には至って普通のサイドフローだが、実売価格が2700円前後と安くコストパフォーマンスが高い。低予算でリテールクーラーからパワーアップしたいなら、狙い目の製品となるだろう。
 テスト結果を見るとリテールクーラーより温度が上がっているため、冷却性能に関しては期待できない。低TDPのCPUでファンを絞りノイズを減らすといった目的であれば、購入対象になるだろう。

アイドル時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  33℃ 29.5℃ 36.1℃ 42.5℃ 39.7dB 1100rpm
純正より +4℃ +2℃ +11.5℃ +16.2℃ -3.3dB -600rpm
高負荷時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  77℃ 28.1℃ 41.4℃ 43.4℃ 45.6dB 2400rpm
純正より +2℃ -10.7℃ -4.4℃ -6.1℃ -3.4dB -900rpm

10分間の温度推移

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