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2011年CPUクーラー最強王者決定戦 ― 第1回

いきなり優勝候補が登場!?

勝つのはどれだ!? 2011年CPUクーラー王座決定戦【第1回】

2012年02月06日 15時00分更新

文● 宇野 貴教

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 ASCII.jpが贈る冬の恒例企画となった「CPUクーラー最強王座決定戦」も今回で6年目。もちろん、今年も「ぬおー、VRMヒートシンクが邪魔でハンドナットが回せねぇ!」とか「私が落としたネジはどこですか? どこですか?」とか、いろいろなシチュエーションで悶えつつベンチマーク大会を行なった。
 今回テストしたCPUクーラー製品はいずれも2011年中に発売された製品である。ただし、現在販売が終了しているものや、流通量が極めて少なく入手が困難なもの、そして特定ソケット専用のものはテスト候補から除外しているので、なにとぞご了承いただきたい。

写真は検証した製品の一部。28製品だった昨年に比べて、今年は22製品を検証した

テスト環境のセットアップ

 テスト環境はAMDの8コアCPU「FX-8150」と、ASUSTeK製マザーボード「Crosshair V Formula」の組み合わせで行なった。CPUの定格数値は動作クロックが3.6GHz、電圧が1.15Vだが、これではオーバークロック向けに極まったCPUクーラーを求める読者が納得しないので、動作クロックは0.6GHzアップの4.2GHz、電圧は0.1V盛って1.25Vにしてテストを行なっている。

テスト環境
CPU AMD「FX-8150」(3.6GHz)
マザーボード ASUSTeK「Crosshair V Formula」(AMD 990FX/SB950)
メモリー CORSAIR「CMD4GX3M2B1600C8」(DDR3-1600 2GB×2枚)
ビデオカード AMD「Radeon HD 6850」
SSD OCZ「AGT3-25SAT3-120G」(SATA3 120GB)
HDD HGST「0S03088」(SATA3 3TB)
光学ドライブ LITEON「DH-20A3S」
OS Windows 7 Ultimate SP1(64bit)

 なお、定格状態+CnQオンのアイドル時消費電力をワットチェッカーで計測すると約75W、OC+電圧盛りでCPU高負荷時だと約300Wになり、その差は約225W。電源は80PLUS Bronze認証なので効率80%として約180Wの差になる。これはメモリーやVRMなどの消費電力増加も含まれるが、CPUの消費電力は150Wを軽く超えているとみてよいだろう。

使用するグリスはAinexの「PA-070」で統一している

 余談ではあるが、テスト前の実験だと4.5GHz、1.35VでもCPUは問題なさそうだったが、比較対象の総本山となるリテールクーラーが3分もたずにバーニング寸前へと追い込まれたためやむなく設定を下げている。テストの計測は、

・設置はまな板スタイルでケースには取り付けない
・CnQは常時オフ
・高負荷時はファン回転数100%
・アイドル時のファン回転数は30%
・室温は18℃前後
・ファンノイズはCPU位置からメモリ方向に約30cmの位置を計測
・グリスはAinexの「PA-070(熱伝導率0.62W/m・K)」で統一

 で行なっている。ファンノイズは別PCが稼働しているほか、筆者マンションが幹線道路沿いということもあってあまり静かではない(ベンチ非稼働状態で33~35dBA)。そのため、数値はあくまで参考程度にとどめてもらいたい。個人的な感想では、40dBA以下ならほぼ無音、43dBA以下なら静音目的でもOK、45dBAくらいから音が気になり始めて、50dBAで爆音レベル突破という感じだ。

温度計 騒音計
昨年と同様に、デジタル温度計のセンサーをVRMとチップセットのヒートシンクに取り付けた騒音計でファンノイズを計測。CPUから約15cmほど離れた場所で計測した。ほぼバックプレートの真上のリアファンが位置する場所である

 負荷をかけるソフトウェアはストレステストツール「OCCT 4.0.0」を使い、モニタリングツール「HWMonitor」を組み合わせて温度上昇移行のグラフ採取を行なった。テスト時間は約10分間で、アイドル時はテスト終了から5分後の温度を読み取っている。
 また、メモリ、チップセット(サウスブリッジ)、VRMは各ヒートシンクにデジタル温度計を貼り付けてその数値を読み取っている。

CPU高負荷状態にするために使用したストレステストツール「OCCT 4.0.0」。10分間のCPU負荷をかけて、温度移行のグラフを出力している
OCCT4.0.0と組み合わせて使用したモニタリングツール「HWMonitor」。このツールの数値を元にOCCT4.0.0が温度グラフを作成している

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