凹凸が目立つ発砲スチロールの表面は
テープを巻いて加工した
カラーは普通に発泡スチロール用スプレー塗料なのだが、試しに塗装してみると、発泡スチロール成形物には案外凹凸があっていまひとつ見栄えが良くない。これは発泡スチロールを金型に充填したときの気泡の跡で、金型を抜く方向にもよるようだが、半球の表面だと比較的目が細かいのに対し、円筒の側面はかなりざらつきが大きい。
目が細かいほうは塗料を厚めに塗ればほとんど目立たないものの、ざらついたほうはテープを巻いて表面処理の代わりにしてみた。テープだと塗装後も若干表面にテープの形が残るので、本格的に作るならば目の細かなサンドペーパーを掛けたのちに水性パテでコーティング(造形物で使われる方法)するか、ドライヤーで温めると縮んでピンと張るフィルムを貼る(ラジコン飛行機などで使われる)といいが、今回はまあ、そこまでの手間はかけなかった。
塗装が済んだらアクリル棒を適当な長さに切って頭に刺し、同じく目(小物入れのフタ)を接着すれば完成だ。覗き穴と目の高さが合っていなければ、頭頂部にクッションなどを入れるなどすれば良いだろう。今回は省略したが、目やアンテナをLEDで光らせたり、ヒモなどで腕を動かしたりと、工夫次第さらにグレードアップできそうだ。
ともあれ、わずか数千円でそれなりに見栄えがして楽しめるはず。Android関連のイベントなどで目立ちたいならぜひとも作ってみよう。
ちなみに実際に被った
ドロイドくん(仮)の感想は?
ドロイドくん 見た目の完成度は写真以上にいいです。スプレー塗料の種類の関係で、本物のドロイドくんと比べると、若干色が濃いめですが。
頭が大きめなワタシでも余裕があるくらいのサイズではあるのですが、実際には発泡スチロールと塗装の臭いにこすれる音、あと通気性も悪く、撮影で10分も被っていると結構気持ち悪くなってきます。間違っても、これでイベントに出ろとか言わないでくださいね……(誰に向かってとかではなくアピール)。
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