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企業の情報漏えい対策とIT資産管理を1パッケージで総合的支援

インターコム、「MaLion 3」で社内Webアプリ利用管理

2011年09月21日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 9月20日、インターコムはクライアントPC運用管理ソフト「MaLion 3 (マリオン スリー)」の新バージョン(Ver.3.10)の販売を開始した。

独自に設定した基準カテゴリによるWebフィルタリングが可能になった「MaLion 3 Ver.3.10」

 MaLion 3は、企業の情報漏えい対策とIT資産管理を1パッケージで総合的に支援するソフトウェア。新バージョンでは、

  1. 社内PCより収集した各種ログデータの保全性の向上
  2. 社内Webアプリの利用管理
  3. 各種USBデバイスの資産管理における利便性の向上

が図られている。

 1については、SQL Server上のMaLionデータベースを、毎月自動的に新しいファイルにデータを移行するというもの。あらかじめ設定した容量に達した際に、自動的に新しいファイルにデータを移行させることも可能だ。利用するデータベースによっては1ファイルの容量に制限があったり、またデータベースファイルが破損したりとさまざまなリスクが想定される。このようなログデータの保管リスクに対して柔軟な活用が可能になったのだという。

 2は、オプションの「Webフィルタリング」を補完する機能の追加となる。従来のWebフィルタリングの機能は、「掲示板」や「ゲーム」など70種類を超えるURLカテゴリデータベースを基準とし、インターネット上のWebサイトへのアクセス制限、収集したWebアクセスログの自動分類だった。今回新たに、管理者自身が独自のURLカテゴリと該当するWebページを設定し、フィルタリングやログ分類の基準にする機能が加わった。これにより、グループウェアや顧客管理システムなど、社内で稼働するWebベースのアプリケーションに対しても、アクセス状況の管理が可能になるという。

 最後の3は、USBメモリやUSB外付けドライブなど、USBデバイスの資産管理に特化した台帳機能となる。従業員が自席PCからUSBデバイスを接続すると、デバイス固有のID「デバイスインスタンスID」を収集して台帳に登録。そして、各従業員は棚卸のタイミングで台帳に登録されているUSBデバイスを自席PCに接続する。これにより、デバイスインスタンスIDをキーとしてUSBデバイスの棚卸を一斉に自動実行できるという。棚卸の結果は部門別にレポートされるため、結果に誤差がある場合など部門単位で速やかに調査を進めることが可能だ。

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