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小型PCだって十分イケる! Mini-ITX入門 ― 第2回

ゲームやエンコードもOKな高性能Mini-ITXを自作!

2011年10月04日 12時00分更新

文● 宇野 貴教

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 1回目では、低消費電力CPUと内蔵ビデオ機能を用いたスタンダードな構成のMini-ITXを紹介した。今回はスペックをアップし、HD動画のエンコードや3Dゲームにも耐えうる性能を追求するべく、第1回で作成したスタンダード構成からチューンナップを図っていくことにする。

高スペック化を目指すには、やはりハイエンドのビデオカードを搭載するのが近道だ

エンコードマシンのために
まずはCPUを強化!

 エンコードの要はなんといってもCPUパワーである。そこで、スタンダード構成のCPU「Core i5-2500S(4コア、2.5GHz)」を「Core i7-2600K(4コア、3.4GHz)」に交換しパワーアップする。CPUクロックは約1.36倍だが、Hyper-Threadingによる8スレッド動作とキャッシュ容量増加を考慮すれば、動作クロック数をはるかに超えるパフォーマンスアップが期待できるハズだ。ただ、価格の方も約1万5500円(Core i5-2500S)から約2万4500円(Core i7-2600K)と、9000円もアップした形となった。

CPUをIntel Core i7-2600Kに限界まで強化。電源の容量が若干不安になる

実際にどのくらい速度が出るのか!?
エンコード速度を計測

 CPUパワーアップでエンコード速度がどれくらい変わるのかを計測する。エンコードソフトはペガシスの「TMPGEnc Video Mastering Works 5」を用い、ビットレート約18Mbps、長さ4分のフルHD(1920×1080ドット)MPEG2動画を、フルHD解像度のままx.264エンコーダで変換するのに要した時間を計測した。エンコード設定はVBR固定品質で、クオリティ設定は50である。
 実際にエンコードするまえにスタンダード構成をもう一度記載しておく。変更するのはCPUのみで、それ以外はすべて同一スペックのまま使う。

スタンダードなMini-ITX構成
CPU Intel「Core i5-2400S」 約1万5500円
マザーボード ASRock「Z68M-ITX/HT」 約1万1000円
メモリー DDR3-1333 4GB×2枚セット(バルク) 約3000円
ストレージ HGST「0S02600」(500GB) 約3500円
PCケース シルバーストーン「SST-SG06B450」 約1万9000円
合計金額   約5万2000円
エンコードのテストにはペガシスの「TMPGEnc Video Mastering Works 5」を使用した

Mini-ITXでもエンコードは十分に可能!

 スタンダード構成のCore i5-2400SからCore i7-2600Kにした効果は、エンコード時間が約半分近くまで短縮された。動作クロック数をはるかに超える結果になったのは、Hyper-Threadingによる8スレッド動作がかなり貢献したと推測される。
 CPU変更でTDPが30Wアップし95Wになったが、ビデオカードがない構成なので電源容量は300W程度あれば十分である。CPUの排熱さえ注意すれば、Mini-ITXのエンコードマシンは比較的楽に自作できる部類と言える。

MPEG2→x.264エンコードにかかった時間

お詫びと訂正:掲載当初、エンコードテストのグラフに誤りがございました。該当部分を訂正するとともにお詫び申し上げます。(2011年10月4日)

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