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Sandy Bridgeで組む予算別オススメパーツ構成 ― 第3回

15万円で組むSandy Bridge自作PC

2011年02月04日 12時00分更新

文● 山県

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 予算5万円10万円という制限の中、インテル最新環境のCPUやマザーボードを使って自作に挑戦してきた。最後の3回目となる今回は、予算を15万円に設定。よりハイエンドに近い構成を考えていきたい。

 第1回目にお伝えした5万円の予算と比べると、実に3倍となる15万円まで利用可能となる今回。選択できるパーツ類もかなり豊富になるはずだ。もっとも、15万円という予算で完璧なハイエンドPCが構成可能かと言われると答えはNO。あれも、これもと好きなパーツばかり選んでいるとあっという間に足りなくなる金額だったりする。
 意外に試行錯誤が必要で企画趣旨にはぴったりな予算15万円なのだが、はたしてどの程度のPCができるのだろうか。「自分ならこうするのにな……」などと考えながら、以下に紹介する構成例を見ていってほしい。
 まずは、お約束となった同企画のレギュレーションを確認しておくことにしよう。

・特価品やセール品、中古品、ジャンク品の類は基本的に利用しない。

・各ショップやメーカーが展開しているセット割引(CPUとマザーボード同時購入で○○円引きというアレ)も金額計算には反映しない。

・OSの代金は入れない。

・原則PC本体の構成予算を考えると言うことで、液晶モニターやマウス、キーボードは予算外とする。

・自作という性質上、実際に紹介した構成での動作保証はもとより、その金額で買えるという保証は一切編集部でも筆者でも責任を持たない。

 少しくらい特価品交えてもOKだったかもしれない……などと今になって反省しつつ、今回も構成を考えていくことにする。前回のテーマが「10万円で組むミドルレンジ向けPC」だったことを考えると、流れ的には当然「15万円で組むハイエンドPC」といきたい。
 ところが、先ほども書いたように、15万円でハイエンドPCが組めるかとなるとやはり少々厳しい。低価格化の進むPC市場だが、例えばハイエンドPCの象徴、「GeForce GTX 580」搭載ビデオカードを購入すれば、それだけで5万円以上は飛んでいくことになる。残りの10万円で他のパーツを集めることになると、ビデオカードのみ特化したPCとなってしまう。それでは意味がないということで、以下に紹介する一例では、こだわるポイントもありつつ全体的にバランスのとれたPCを作るというのを目標にしてみた。それを前提に、実際に集めるパーツカテゴリーを今回もリストアップしてみる。

・CPU(第2世代Core i7/i5シリーズ)
・マザーボード(ここではP67採用製品に限定する)
・メモリ(DDR3 SDRAM)
・ストレージ(HDDやSSD)
・光学ドライブ
・ビデオカード
・電源
・PCケース

ゲームユーザー憧れのビデオカードのひとつ「GeForce GTX 580」。以前に比べれば安くなったハイエンドVGAだが、やはり他の製品と比べて別格扱いなのは確か。VGAに5万以上を払えるユーザーはそんなにいないものである

CPU

 今回もCPUの選択からだが、やはり候補の一番手として挙げたいのは、みんなが欲しい「Core i7-2600K」だ。原稿執筆時点の1月下旬の段階でも、未だに極度の品薄となっているほどの人気モデルである。在庫状況については、時間が解決してくれるものと信じつつ、まずは採用CPUとして同モデルをオススメしたい。
 もちろん、「Core i7-2600K」を勧める理由は人気だからというわけではない。以下に挙げるポイントが「i7-2600K」選択の主な理由だ。

・シリーズ最上位モデル
・倍率ロックフリー
・内蔵GPU機能がIntel HD Graphics 3000
・ハイパー・スレッディング対応
・「Core i7-2600」との価格差は約3000円程度

 「Core i7-2600」との価格差3000円をどう見るかにもよるが、ここはひとつ15万円コースならではの「Core i7-2600K」を選択しておきたい。将来的に「H67」系マザー用のCPUとして流用する際にも、内蔵のGPU機能が力を発揮してくれるはずだ。

CPUスペック表
  Core i5-2300 Core i5-2400 Core i5-2400S Core i5-2500 Core i5-2500K Core i7-2600 Core i7-2600K
コア数 4 4 4 4 4 4 4
スレッド数 4 4 4 4 4 8 8
動作クロック 2.8GHz 3.0GHz 2.5GHz 3.3GHz 3.3GHz 3.4GHz 3.4GHz
TurboCore時クロック 3.1GHz 3.4GHz 3.3GHz 3.7GHz 3.7GHz 3.8GHz 3.8GHz
キャッシュメモリ(LLC) 6MB 6MB 6MB 6MB 6MB 8MB 8MB
TDP 95W 95W 65W 95W 95W 95W 95W
倍率ロックフリー なし なし なし なし あり なし あり
内蔵GPU Intel HD Graphics 2000 Intel HD Graphics 2000 Intel HD Graphics 2000 Intel HD Graphics 2000 Intel HD Graphics 3000 Intel HD Graphics 2000 Intel HD Graphics 3000
GPU最大クロック 1100MHz 1100MHz 1100MHz 1100MHz 1100MHz 1350MHz 1350MHz
実売価格 1万6500円 1万7000円 1万7500円 1万8900円 2万円 2万6800円 2万9000円
候補に挙げてはみたものの「いったい何処で売っているんだ?」というツッコミをもらうかもしれない「Core i7-2600K」。デビュー直後からの品薄続きが、同特集記事公開の頃には解消されているのを願うばかりだ

※編集部注:インテルは2月1日、第2世代Core iシリーズ用チップセット「Intel 6シリーズ」に設計上の問題があると公表、該当するチップセットの工場出荷を停止した。秋葉原のショップでも該当マザーボードの販売を停止しているため、本記事掲載時点では、マザーボードの入手は困難な状況になっている(関連記事)。
 インテルによると、修正されたチップセットを2月後半より出荷開始、4月までには通常の出荷体制に戻るとしているので、マザーボードを購入する際は、対策済みかどうかを確認してから購入してほしい。

(次ページへ続く)

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