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Dreamforce '11レポート ― 第1回

今年はどんな新発表が?

セールスフォース最大のイベント「Dreamforce '11」始まる

2011年08月31日 12時00分更新

文● 金子拓郎/TECH.ASCII.jp

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8月30日(米国時間、以下同)、米セールスフォース・ドットコムの恒例のユーザーイベント「Dreamforce '11」が始まった。日本を含めた世界各国でカンファレンスや展示会を開催する同社だが、最大規模の行事がサンフランシスコのモスコーニセンター(Moscone Center)で毎年行なわれる、このDreamforceだ。

Dreamforce '11の会場となるモスコーニセンター。米アップルの開発者向けカンファレンス「Worldwide Developer Conference(WWDC)」の会場としても有名だ

 そのDreamforceでもっとも盛り上がりを見せるのは、セールスフォースの創業者であるCEOのマーク・ベニオフ(Marc Benioff)氏による基調講演であり、今年は8月31日と9月1日の2日間行なわれる。数多くのテーマにわかれて行なわれるブレイクアウトセッションも、多くがこの2日に開かれる。8月30日はいわば前夜祭で、展示会である「Cloud Expo」のスタートがメインのイベントとなる。それでも午後6時に始まるウェルカムパーティーの時刻が近づくころには、会場内は多くの参加者で埋まった。

多くの参加者が集まった「Cloud Expo」の展示会場を埋め尽くす多くの参加者

 セールスフォースはCRMのオンラインサービス「Salesforce CRM」から始まった企業だが、サービスのAPIを公開することで、Salesforce CRMと連携するサードパーティ製アプリケーションが多数登場している。Cloud Expoにはセールスフォース自身もブースを出しているが、主役はこれらサードパーティの展示といえるだろう。

 サードパーティーの多くは米国企業だが、日本企業も参入をしている。たとえばキヤノンは、Salesforce CRMの弱点の1つである印刷機能を補うアプリケーション「Forms and Print Services for Salesforce」の展示を行なっていた。

 これは富士通のデータセンターで動作するクラウドアプリケーションだが、Salesforce CRMからデータを読み出し精細なフォームを作成して印刷する機能を持つ。さらに、同社の業務用プリンター「imageRUNNER ADVANCE」の最新機種であれば、クライアントPCにプリンタードライバをインストールしたりプリントサーバーを用意することなく、直接印刷が行なえるという。プリンターメーカーのキヤノンならではの機能といえるだろう。

 すでに日本国内では提供を開始しており、印刷のできにこだわりの多い日本ユーザーに好評だという。米国での提供は、来年初めとのことだ。

 前述の通り、翌日の8月31日には基調講演が行なわれる。Dreamforceの基調講演では毎年新たなサービスが発表されており、昨年のDreamforce 2010では、Heroku買収だけでなく、データベースのオンラインサービス「Database.com」、企業向けSNSサービスの「Chatter Free」「Chatter.com」、さらにRemedyForce、AppforceとSiteforce、ISVforceなど多くのサービスが披露された。今年のDreamforce '11では何が発表されるのか。明日以降、順次レポートしていこう。

Dreamforce '11の特設Webサイトで紹介されるさまざまなセッションの登壇者。マーク・ベニオフ氏だけでなく、Google会長のエリック・シュミット氏、FacebookのCIOティム・カンポス氏、そして民主党の原口一博衆議院議員も並んでいる

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