このページの本文へ

柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第78回

Bluetoothキーボードでスマホを快適に文字入力する技

2011年08月23日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

受話器にもなるbluetoothキーボード

 プリンストンテクノロジーの「iBow mobile」(PTM-BHKシリーズ)は、キーボードと通話・オーディオを利用できる1台3役のスマートコントローラーだ。Android端末向けの「PTM-BHKAN」とiPhone向けの「PTM-BHKI」がある。Bluetooth 2.1+EDRに対応しており、本体サイズはW44.1×D106.1×H11.99mm、重量は45gとコンパクトだ。

Android端末向けのPTM-BHKANはブラックのみ、iPhone向けのPTM-BHKIはブラックとホワイトが用意されている。直販価格はどちらも7980円

背面には、オーディオやボリュームをコントロールするボタンが用意されている

シンプルなキーボード面

側面にオン・オフボタンを備える

充電は付属のmicroUSBケーブルを利用。microUSB端子は底面にある

 iPhoneやAndroid端末でBluetooth機器の検出をオンにした状態で、本製品のEnterキーを押したまま電源を入れる。すると「PTM-BHK」というデバイス名が表示されるのでタップしよう。iPhoneの場合は、表示されたキーをキーボードで入力する。通常は数字の入力時に「Fn1」キーを押す必要があるのだが、ペアリング時にはそのまま押せばいい。Android端末でキーが表示されない場合は、任意のPINコードを入力する。「0000」でも「1234」でも何でもいい。そして、同じPINコードをキーボードで入力し、Enterキーを押せば接続される。

 キーボードは36キーで、キーピッチは7mmと小さい。しかし、アイソレーションタイプなので高速タイピングが可能。軽量ボディに似合わずキーが固めで、しっかり押さないと入力できない。また、キー数が少ないので、記号や数字を入力する際はFnキーを併用する。カーソル機能も用意されているが、Fnキーと同時押ししなければならないのがやや面倒だ。キーボードにはバックライトが付いており、暗いところでも入力できる。キーを押すと点灯し、数秒触れないと自動で消える。

PINコードをキーボードで入力して接続を確立する

日本語入力中の画面

 iBow mobileはイヤホンを接続して、楽曲を楽しむこともできる。スマートフォンはバッグに入れておき、軽量の本機を胸ポケットなどに入れて利用できるのだ。再生や早送り・巻き戻し、音量調整は背面のボタンで操作できる。

 さらに、Bluetooth接続中に電話が着信すると、本機のスピーカーからも着信音が流れる。マイクも内蔵しているので、通話ボタンを押し、電話のように耳に付ければ、通話できるのだ。音楽を聴いている時なら、イヤホンから音声が再生される。ノイズやエコーをキャンセルする機能を備えており、音質は上々だ。

着信時はiBow mobileの通信ボタンを押して通話できる

 なお、Androidスマートフォンの場合はBluetoothがHIDプロファイルをサポートしている必要がある。例えば「GALAPAGOS SoftBank 003SH」は非対応で、キーボード機能は利用できなかった。あらかじめ確認しておきたい。

 iBow mobileはキーの入力性がすごく高いわけではないが、コンパクトなうえ、ワイヤレスレシーバーとして利用できるのがポイント。音楽再生や音量調節のリモコンとしては大きいが、様々なシーンで活用できる。スマートフォンを衣服のポケットに入れたいが、端末は大きすぎる・重すぎるという感じる人にもオススメだ。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン