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イヤフォンからスピーカーまで、気になる4製品をチェック

デザインに惚れた! スマホで使いたいBluetooth周辺機器

2011年07月07日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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ドッグタグデザインの
ヘッドセットアダプター

ドッグタグの形をした「Jabra STREET」(左)。こちらもイヤフォンが付属する(右)

ドッグタグの形をした「Jabra STREET」(左)。こちらもイヤフォンが付属する(右)

 「Jabra STREET」も、Jabra CLIPPERと同様にアダプターとイヤフォンが分離したヘッドセットだ。

 アダプター部分がドッグタグを模した形状になっているのが特徴で、アダプターに取り付けられたチェーンを使って首からぶら下げられるほか、背面にはクリップも用意されている。

背面にクリップがあり、胸ポケットに固定することもできる

背面にクリップがあり、胸ポケットに固定することもできる

底面に充電用のUSB端子を搭載。側面にはイヤフォン端子があり、自分が愛用しているイヤフォンを利用できる

 正面には再生/一時停止、曲送り、曲戻し、音量調整のそれぞれに専用のボタンがあるほか、着信時の応答用ボタンもある。また、アダプターのイヤフォン接続端子は通常のステレオミニプラグのため、Jabra CLIPPER同様に好みのイヤフォンを使うことができる。

 対応するプロファイルもJabra CLIPPERと同様で、AVRCPに対応しているため、再生や一時停止、曲送り/曲戻しが可能。バッテリーの連続待受時間は約230時間、連続最大通話時間は約8時間だ。

 こちらも胸ポケットの位置では音声がはっきり伝わらない。またJabra CLIPPERと比べるとノイズを拾いやすいようだ。実売価格は7000円前後で、Jabra CLIPPERとの価格差は1000円程度。曲送り/曲戻しと音量調整のボタンが独立している点と、ドッグタグデザインに魅力を感じるかどうかが選択のポイントだろう。

スマートなデザインの
片耳式ヘッドセット

すっきりしたデザインを採用する「Jabra STONE」

すっきりしたデザインを採用する「Jabra STONE」

 「Jabra STONE」は、これまでの2機種とは異なる片耳式のヘッドセットだ。右耳専用で、上部のアームを使って耳に固定する形になる。装着感は個人差があると思うが、しっかり固定される上に本体自体が7gと極めて軽いため、頭を動かしてもずれてしまうといったことはなかった。

一見して表面には何もないが、「Jabra」のロゴが入っている部分が着信ボタンで、その上の部分を擦ると音量調整になる

黒い表面には一見して何もないが、「Jabra」のロゴが入っている部分が着信ボタンで、その上の部分を擦ると音量調整になる

 ユニークなのは操作インターフェイスだ。着信時、本体のイヤーピースに近いところを押すと電話に出ることができ、同じ位置を上に向かって擦ると音量が大きく、下に向かって擦ると音量が小さくなる。こうした仕組みを採り入れることで、ボタンのないデザインを実現し、スッキリとした外観になっている。

充電ユニットが付属。Jabra STONEと合体させると丸い形状になる。まさに“黒い石”のようだ

 製品にはヘッドセットのほかに充電ユニットが付属する。この充電ユニットにもバッテリーが搭載されており、外出時に持ち運び、電源がない場所でヘッドセットを充電するという使い方ができる。

 なお、連続待受時間と連続通話時間はヘッドセット単体で約72時間/約2時間、充電ユニットは約216時間/約6時間となっている。ヘッドセット単体での稼動時間はかなり短いため、長時間の利用時には注意が必要だろう。

 対応するプロファイルはA2DPとHSP、HFPで、AVRCPには対応していないため音楽プレーヤーのコントロールはできない。SCMS-Tには、ほかの2機種と同様に対応している。

 片耳式のため、基本的には音声通話専用のヘッドセットだが、A2DPに対応しているため音楽もそれなりに楽しめる。もちろんステレオではないが、外部の音に注意を傾けつつ、音楽も聴きたいといった場面ではなかなか便利だ。

 通話時に利用すると、口とヘッドセット本体がかなり離れることになるため、外部の音を拾いやすい。静かな部屋での通話であれば問題ないが、騒がしい場所での通話時にはかなり大きめの声で話す必要があるだろう。

 実売価格は1万5000円前後。片耳式のヘッドセットで、音楽もそれなりに楽しみたいと考えているなら検討したい。ただ、ヘッドセット単体で使った場合、バッテリー駆動時間は短い。このあたりをどう評価するかが購入ポイントになるだろう。

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