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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第88回

モバイルでもオフィスでも快適に使いたい

「IdeaPad U260」のベンチマークで性能をチェック

2011年11月23日 11時00分更新

文● エースラッシュ

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普段の動画再生などは余裕のある処理が可能

 実際の日常的な使い勝手の善し悪しでは、極限まで能力を発揮させるベンチマークテストだけではなく、いつものネットサーフィンや動画再生などがスムーズにできるかどうかが大切だ。

 その点についてIdeaPad U260はなかなか使い勝手のよい印象を受けた。たとえばYouTubeでHD画質の動画再生をするような場合は、文句なく快適な再生ができる。タスクマネージャでCPUの負荷を見てみると、この程度の処理であれば最初の一瞬に40%程度の負荷になった後は、10%程度台の余裕のある状態になった。ブラウザで多くのタブを開いたり、同時にExcelやWordの操作をしているような場面でも、特にストレスを感じるようなことはない。

YouTubeでHD動画再生時のCPU負荷状況

 一般的に考えれば、CULVノートを検討するユーザーは、手軽な値段で使いやすい性能のマシンを求める人が多いはずだ。その点でいえば、日常的な用途で不満を感じることはまずないであろうIdeaPad U260は有力な候補にできる。ゲームや動画編集といった使い方をする予定がなく、簡単に使えることを重視しているならばとても扱いやすいマシンだ。

 また、長時間の利用も快適にできる工夫がある。CPU負荷が高い処理をする場合には、CULVノートといえども発熱が気になるところだが、IdeaPad U260は本体底部から後方に設けられた放熱スリットから、効率よく排気するため冷却効率がよい。

本体底部から後方に設けられた放熱スリット

 このとき、冷却ファンが作動しているが、全力で動いている状態でも静音性が保たれている。一般的なオフィスでは聞こえないレベルで、深夜の自宅でも底面に耳を近づけるとファンの音が聞こえてくるレベルだ。後述するが、キーボードに通気性のある防水透湿素材を採用することで、上部からの排熱も可能にしていることも有利に働いているのだろう。

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