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「また来てね!」感極まって涙する女子も――ニコニコ大会議 in 台湾レポート

台湾の「ニコ厨」1000人、大会議ライブに甘い歓声

2011年05月27日 15時00分更新

文● 広田稔(@kawauso3

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 ニコニコ動画のドワンゴが台湾で開催したイベント「ニコニコ大会議 in 台湾」。六本木「ニコファーレ」オープンなど、ニコ動関係のリリースを中心とした前編に続き、後編ではじっくりライブレポートをお届けしよう!

 ライブはまさに「熱狂の塊」。会場に集まった1000人がステージと一体となり、約2時間のパーティを完全燃焼していた。来場者の年齢層は20~25歳が中心で、男女比は女性が95%といった感じ(いずれも筆者の目分量、あしからず)。日本国内イベントでは中高生の女子ファンが目立っていたが、台湾はやや大人寄りの印象だった。

 もともと台湾では、日本のアニメやゲームといった文化が非常に受け入れられている背景がある。25日に発売したライトノベル「涼宮ハルヒの驚愕」(台湾版)では深夜行列ができるくらい、日本のコンテンツを愛してくれている。街を車で走れば、セブン-イレブンやファミリーマート、吉野家、牛角、洋服の青山、和民……などのチェーン店が並び、「ここは日本か!?」と思わされるくらいだ。

 近年ではそうした「フロム日本」の一角に、ニコニコ動画が加わった。動画を見るだけでなく、「歌ってみた」や「踊ってみた」を投稿したり、ユーザー生放送を配信したりと、ニコ動を使いこなしている。意外と古参ユーザーも多く、ニコ動が一挙に知名度を上げた2007年には、「組曲『ニコニコ動画』、台湾人で大合唱」といった動画も投稿されている。




 実はこの大会議に先立ち、2010年10月には、ニコ動ユーザー主体のライブが台湾で開かれていた。「蛇足」さん、「Gero」さん、「ぽこた」さん、「湯毛」さんという4名が現地に殴り込みをかけて(?)大成功をおさめていたのだ。そうした背景もあり、今回、初の海外公式イベントの場所として台湾が選ばれたのだ。

会場の「Legacy Taipei」は「華山1914創意文化園區」という公園にある。もともと日本企業が1914年に清酒工場として造った建物で、近年ではアートイベントなどに使われている

台湾にもイベントで花束を贈るという文化がある。角川グループの角川歴彦会長、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーなど、日本から多くの花束が贈られていた

吉本興業の大崎洋社長、avexの松浦勝人社長の名前も見える

小室哲哉、浅倉大介、ロッテなど、そうそうたるメンバー

入り口には万が一に備えて担架も用意。使われなくてよかった……

ファンが出演者にプレゼントを贈る箱もあった

(次ページに続く)

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