2011年5月、「ニコニコ大会議」がついにフィナーレを迎えた。来年からは……「ニコニコ超会議」だ!
ドワンゴは22日、台湾台北にあるLegacy台北でイベント「ニコニコ大会議 2011 in 台湾 -感謝・感激・感動・台湾-」を開催した。新サービスの発表に加えて、ニコ動出身の歌い手、踊り手、演奏者によるライブも2時間ほど実施して、約1000人の台湾ユーザーを熱狂させていた。会場の様子は日本/台湾でライブ中継され、日本ではのべ14万人、台湾ではのべ5万人のユーザーが視聴した。
大会議はニコニコ動画の新サービス発表会兼ライブイベントで、2008年の開始からしばらくは無料でユーザーから参加者を募集していた。その後、2010年にライブを主体に有料化へ踏み切った。ニコ動の台湾版は、2007年にスタートしている。
今回は、主に以下の8点が発表された。イベント会場は台湾だったが、多くは日本向けの要素だ。
- 2012年に大規模フェス「ニコニコ超会議」を開催
- 7月に生放送用のイベントホール「ニコファーレ」を六本木にオープン
- 回線増強などニコ動を使いやすくするプロジェクトをスタート
- ジブリの新作「コクリコ坂から」の試写会をニコ生で中継
- 今夏にAndroid版のニコニコ動画/生放送を開始
- 6月18日に「魔法少女まどか☆マギカ」の一気見生放送を実施
- 7月にスーパーミュージカル「聖闘士星矢」、8月にニコニコミュージカル「カンタレラ」を開催
- 「がくっぽいどコンテスト」で入賞した歌をGACKTが歌い、7月13日にCDを発売
2012年に大規模フェス「ニコニコ超会議」を開催
今回、最も大きな発表は、ニコニコ大会議の後継となる「ニコニコ超会議」の企画が発表されたこと。2012年開催で、会場は幕張メッセの予定という大まかな概要だけで、詳細はまだ決まっていない。扱うジャンルも広げて、アニメ、ゲーム、スポーツ、政治、討論、生主、踊ってみた、歌ってみた──といった分野をカバーするフェスのようなイベントになる。
「ニコファーレ」を六本木にオープン
ニコファーレというニコ動の施設も7月に新設する。名前から分かるように、場所は東京・六本木に存在し、2007年に閉店したディスコ「ベルファーレ」の跡地だ。ニコ動の施設は東京・原宿の「ニコニコ本社」に次ぐ2つ目。今のところニコ動の公式イベントのみに使う予定で、ニコニコ本社とは違い、一般開放は考えてないという。
ジブリの新作「コクリコ坂から」の試写会をニコ生で中継
スタジオジブリ最新作「コクリコ坂から」の試写会をニコニコ生放送で中継する。舞台挨拶を中継するのか、それとも本編が見られるのかは明らかになっていないが、ジブリファンにとっては嬉しい発表だ。主題歌「さよならの夏〜コクリコ坂から〜」を歌う手嶌 葵さんが、ニコファーレでライブをすることも明らかになった。
回線増強などニコ動を使いやすくするプロジェクトをスタート
一般ユーザーにとって嬉しいのは、「ニコ動を使いやすくするプロジェクト」だろう。まず9月には総帯域数を210Gbps(2011年5月現在)から230Gbpsまで増強するという。配信キャパシティーも夏休み(7月)までに1.5倍、夏休みの終わりには1.7倍に増強する。その他、コメント表示をきれいにしたり、NG機能を強化したりといった新要素も発表した。
Android版のニコニコ動画/生放送を開始
「魔法少女まどか☆マギカ」の一気見生放送を実施
7月にスーパーミュージカル「聖闘士星矢」
8月にニコニコミュージカル「カンタレラ」を開催
GACKTが「歌ってみた」CDを発売
後半のライブパートは、別途詳報でお伝えしよう。