2月24日、NTTコミュニケーションズは米イグザクトターゲット(ExactTarget)の企業向けTwitter/Facebookクライアント「CoTweet(コツイート)」を日本国内で提供すると発表した。
CoTweetは、関連する会話の一覧表示、チームメンバーによる返信の分散作業といった協業機能を搭載する、WebベースのTwitter/Facebookクライアント。米国、イギリス、オーストラリアではイグザクトターゲットが直接サービスを提供しているが、国内ではNTTコミュニケーションズが独占権を持ち、サポートや導入コンサルティングなども提供していく。
CoTweetの主な機能は
- 傾聴(Listen)
- 対話(Engagement)
- 分析/レポート
の3種からなる。傾聴は、自社やライバル会社に関する会話を一覧表示したり、会話に「賛辞」や「苦情」などのタグを付与してチームメンバーで共有する、自社との関連の強い会話が発せられた場合にはメールで通知するといった機能だ。
対話に関しては、会話の履歴を無制限に保存でき、またチームメンバーで共有するメモを付ける機能も持つ。複数の企業アカウントを一括管理し、チームメンバーで同時に利用することも可能だ。また、分析/レポートでは、Twitterのフォロワー数やFacebookのファン数、送受信メッセージ数に基づく成果の分析とレポート化などの機能を持つ。
イグザクトターゲットは、米国では無料のスタンダード版と有料のエンタープライズ版を提供している。Facebook対応やメモの添付、会話履歴の無期限保存などは、エンタープライズ版のみの機能となる。国内では、スタンダード版も利用できるが、ユーザーインターフェイスは英語版のままとなる。
そして、エンタープライズ版の価格(税込)は、5クレジット版が月額6万3000円、15クレジット版が月額15万7500円、初期導入支援サービスが26万2500円からなど。クレジットとは、Twitterのアカウント数、Facebookのページ数、CoTweetを利用するユーザー数の合計。Twitter2アカウント、スタッフ3名で5クレジットなどとなる。
初出時、コツイート 共同創業者兼CEO ジェシー・アングル(Jesse Angle)氏のお名前を誤って記載してしまいました。お詫びし、訂正させていただきます。本文は訂正済みです。(2011年2月25日)