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Sandy Bridgeで組む予算別オススメパーツ構成 ― 第2回

10万円で組むSandy Bridge自作PC

2011年02月03日 12時00分更新

文● 山県

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 前回は予算5万円という制限の中、インテル最新環境のCPUやマザーボードを使って自作に挑戦してきた。2回目となる今回は、一気に予算倍増の10万円で組める構成を考えていこう。

 さて、予算が10万円となったことで、なんだか視界良好、鼻歌でも出そうな気分になっているわけだが、実際のところどうなのだろうか? 正直、予算が増えて制限が緩くなった分、あれもこれもと欲が出てきてなどという事態にならなければいいのだが……。それでは早速、お勧めの構成を紹介していきたいが、まずは今回も以下のレギュレーションを確認しておくことにしよう。

・特価品やセール品、中古品、ジャンク品の類は基本的に利用しない。

・各ショップやメーカーが展開しているセット割引(CPUとマザーボード同時購入で○○円引きというアレ)も金額計算には反映しない。

・OSの代金は入れない。

・原則PC本体の構成予算を考えると言うことで、液晶モニターやマウス、キーボードは予算外とする。

・自作という性質上、実際に紹介した構成での動作保証はもとより、その金額で買えるという保証は一切編集部では責任を持たない。

 基本レギュレーションを確認したところで、いよいよ構成を考えていこう。今回用意する予算は10万円。次回に予定している15万円コースがハイエンド向けとするならば、今回のコースはミドルレンジ向けPCということになる。よって、基本は「10万円で組むミドルレンジ向けPC」とした。
 前回の予算5万円の時には、集めるパーツ類もコスト優先としたが、やはり10万円となると話は別。好きなパーツを自由に選択――とまではいかないが、ある程度の主張は通しておきたいところである。ということで、以下に実際に集めるパーツカテゴリーをリストアップしてみる。

・CPU(第2世代Core i7/i5シリーズ)
・マザーボード(P67もしくはH67採用製品)
・メモリ(DDR3 SDRAM)
・ストレージ(HDDやSSD)
・光学ドライブ
・ビデオカード(※H67環境においては必須ではない)
・電源
・PCケース

 まず始めは、CPUの選択から。「10万円で組むミドルレンジ向けPC」ということで、ターゲットとするモデルは2製品、「Core i5-2500」と「Core i5-2500K」だ。
 いずれも動作クロック3.3GHz、ターボ・ブースト時で最大クロック3.7GHzなど、同一モデルナンバーのため似通ったスペックとなるが、“K”型番は倍率ロックが解除されている。さらに今回は、内蔵GPUが「Core i5-2500」ではIntel HD Graphics 2000、後者の「Core i5-2500K」ではIntel HD Graphics 3000になるという違いがある点を覚えておきたい。
 なお、なぜ「Core i7」を選ばなかったかというと、i5とi7では約1万円の価格差があるため。1万円あれば、CPUのクロックを上げるよりも、メモリやビデオカード、電源といったパーツをグレードアップする資金に回したほうが、PCの信頼性や性能の向上に効果があるからだ。
 メモリは変わらずDDR3 SDRAMを使用。ストレージはやはり予算と相談しながらHDDやSSDを選択していくことになりそうだが、SSDまで届くかどうか、構成次第となりそうだ。
 さらに光学ドライブ、ビデオカードと続くが、こちらも予算増加に伴い強化したいポイントだ。そして最後に電源とPCケース。電源付きの激安ケースなどとはおさらばして、ここはじっくり好みの製品をチョイスしていきたいところである。

CPUスペック表
  Core i5-2300 Core i5-2400 Core i5-2400S Core i5-2500 Core i5-2500K Core i7-2600 Core i7-2600K
コア数 4 4 4 4 4 4 4
スレッド数 4 4 4 4 4 8 8
動作クロック 2.8GHz 3.0GHz 2.5GHz 3.3GHz 3.3GHz 3.4GHz 3.4GHz
TurboCore時クロック 3.1GHz 3.4GHz 3.3GHz 3.7GHz 3.7GHz 3.8GHz 3.8GHz
キャッシュメモリ(LLC) 6MB 6MB 6MB 6MB 6MB 8MB 8MB
TDP 95W 95W 65W 95W 95W 95W 95W
倍率ロックフリー なし なし なし なし あり なし あり
内蔵GPU Intel HD Graphics 2000 Intel HD Graphics 2000 Intel HD Graphics 2000 Intel HD Graphics 2000 Intel HD Graphics 3000 Intel HD Graphics 2000 Intel HD Graphics 3000
GPU最大クロック 1100MHz 1100MHz 1100MHz 1100MHz 1100MHz 1350MHz 1350MHz
実売価格 1万6500円 1万7000円 1万7500円 1万8900円 2万円 2万6800円 2万9000円

 今回候補として選んだのは太字の「Core i5-2500」と「Core i5-2500K」の2製品。とはいえ1000円の価格差となれば、ここはやはり上位の「i5-2500K」を選択したいところである。なにより、ビデオカードなしでもローエンド並みのVGA出力機能を発揮してくれるIntel HD Graphics 3000を実装している点は心強い。

インテル「Quick Sync Video」(後述)の実装は、H67チップセット搭載マザーボードを利用するユーザーの大きな楽しみのひとつ。価格によっては非常に安価なエンコードマシンを作ることも可能で、今までならAMDが得意分野としていた領域にインテルが満を持して踏み込んできた印象である(画像提供:インテル)

※編集部注:インテルは2月1日、第2世代Core iシリーズ用チップセット「Intel 6シリーズ」に設計上の問題があると公表、該当するチップセットの工場出荷を停止した。秋葉原のショップでも該当マザーボードの販売を停止しているため、本記事掲載時点では、マザーボードの入手は困難な状況になっている(関連記事)。
 インテルによると、修正されたチップセットを2月後半より出荷開始、4月までには通常の出荷体制に戻るとしているので、マザーボードを購入する際は、対策済みかどうかを確認してから購入してほしい。

(次ページへ続く)

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