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Sandy Bridgeで組む予算別オススメパーツ構成 ― 第1回

5万円で組むSandy Bridge自作PC

2011年02月02日 12時00分更新

文● 山県

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 2011年1月9日午前0時1分、インテルの第2世代Core iシリーズのCPUと、その対応マザーボードの販売が一斉にスタートした。その後、秋葉原の各ショップでも非常に好調なセールスを記録しており、インテルにとってはまさに幸先の良い2011年のスタートとなっているのは皆さんもご存じの通りだろう。

1月9日午前0時1分の販売解禁に合わせて行なわれた深夜販売には、多くのマニアが訪れた

 さて今回は、そんな新型CPUとマザーボードを使って、予算にあったPCの構成を考えてみるということで、それぞれ5万円、10万円、15万円と予算を決め、どれだけのPCが組めるのか実証する。これから春にかけて、第2世代CPUを使ってPCを組もうと考えているユーザー諸君の参考になれば幸いだ。
 なお、各製品のバリエーションや、内部アーキテクチャーについての解説はコチラ「2011年最初のキーワード Sandy Bridgeこと新Core iが登場!!」にまとめてあるので、そちらを参照していただきたい。

日本では正月明け早々から販売がスタートしたインテルの第2世代Core i7/i5シリーズのCPUとその対応マザーボード。売れ行きは好調で、売り切れ続出となるモデルも少なくない

 全3回にわたってお伝えしていく特集だが、1回目の今回に与えられた予算は、なんとわずか5万円! インテルの最新環境をたった5万円で組めるのか? という疑問を持ちつつ、早速パーツを選んでいきたいところだが、まずは今回の特集に当たり、以下のルールを定めさせてもらった。

今回は予算の都合によりOSの価格は計算に入れていない。当然この機会にWindows7への移行を考えているユーザーもいるだろうが、その際はプラス1万3000円(HomePremium)~2万2000円(Ultimate)程度余分に予算をみておこう

・特価品やセール品、中古品、ジャンク品の類は基本的に利用しない。

・各ショップやメーカーが展開しているセット割引(CPUとマザーボードの同時購入で○○円引きというアレ)も金額計算には反映しない。

・OSの代金は入れない。

・原則PC本体の構成予算を考えると言うことで、液晶モニターやマウス、キーボードは予算外とする。

・自作という性質上、実際に紹介した構成での動作保証はもとより、その金額で買えるという保証は一切編集部でも筆者でも責任を持たない。

最近どこのショップでも見かけるようになったセット割引のポップ。今回のようにCPUとマザーボードを同時購入する際に利用しない手はないのだが、必ずしも全店で実施しているわけではないという点や、ショップによりまちまちの値引き額だったりするので、あえて計算には入れていない。とはいえ、実際に購入するユーザーには、単純にお買い得となるため積極的な利用をオススメする

 さて、基本レギュレーションを確認してもらったところで、いよいよ構成のほうを考えていきたい。初回の予算はわずか5万円。分かりやすく言うと「インテル最新環境で最安構成のPCを組む」といっても差支えないだろう。よって集めるパーツ類もまずはコスト優先。パフォーマンスは二の次……とは言わないが、予算の都合によりところどころ我慢を強いられる場面が多くなるのは覚悟しつつ、まずは実際に集めるパーツカテゴリーを以下の通りリストアップしてみた。

・CPU(第2世代Core i7/i5シリーズ)
・マザーボード(P67もしくはH67採用製品)
・メモリ(DDR3 SDRAM)
・ストレージ(HDDやSSD)
・光学ドライブ
・ビデオカード(※H67環境においては必須ではない)
・電源
・PCケース

 まずは、現在販売中となっている第2世代Core i7/i5シリーズのスペックを簡単にまとめてみた。「Core i7-2600K」など一部で品薄のモデルもあるが、全部で7モデルが購入可能だ。今回は予算5万円ということで、選択するCPUは太字の3モデル(左から3つ)が有力候補。とはいえ「Core i5-2300」と「Core i5-2400」では、実売価格で500円程度の差しかないために、素直に上位の「i5-2400」を選択しておこう。

CPUスペック表
  Core i5-2300 Core i5-2400 Core i5-2400S Core i5-2500 Core i5-2500K Core i7-2600 Core i7-2600K
コア数 4 4 4 4 4 4 4
スレッド数 4 4 4 4 4 8 8
動作クロック 2.8GHz 3.0GHz 2.5GHz 3.3GHz 3.3GHz 3.4GHz 3.4GHz
TurboCore時クロック 3.1GHz 3.4GHz 3.3GHz 3.7GHz 3.7GHz 3.8GHz 3.8GHz
キャッシュメモリ(LLC) 6MB 6MB 6MB 6MB 6MB 8MB 8MB
TDP 95W 95W 65W 95W 95W 95W 95W
倍率ロックフリー なし なし なし なし あり なし あり
内蔵GPU Intel HD Graphics 2000 Intel HD Graphics 2000 Intel HD Graphics 2000 Intel HD Graphics 2000 Intel HD Graphics 3000 Intel HD Graphics 2000 Intel HD Graphics 3000
GPU最大クロック 1100MHz 1100MHz 1100MHz 1100MHz 1100MHz 1350MHz 1350MHz
実売価格 1万6500円 1万7000円 1万7500円 1万8900円 2万円 2万6800円 2万9000円

 CPUが決まれば、当然マザーボードもチップセットにP67もしくはH67採用の製品ということになる。また、メモリはDDR3 SDRAMを、ストレージは予算と相談しながらHDDやSSDを選択していくことになりそうだが、1回目の今回はとうてい購入できないので、SSDの存在は一度忘れてもらう。
 さらに光学ドライブ、ビデオカードと続くが、後者のビデオカードについては、H67チップセット採用のマザーボードを選択した場合、グラフィックス機能が利用可能となるため不要だ。最後に電源とPCケース。中には電源付きの激安ケースなどもありそうだが、PC全体のデザインを決める重要なパーツだけに、あまり妥協したくないというのが本音だが、はたしてどこまで頑張れるだろうか?

※編集部注:インテルは2月1日、第2世代Core iシリーズ用チップセット「Intel 6シリーズ」に設計上の問題があると公表、該当するチップセットの工場出荷を停止した。秋葉原のショップでも該当マザーボードの販売を停止しているため、本記事掲載時点では、マザーボードの入手は困難な状況になっている(関連記事)。
 インテルによると、修正されたチップセットを2月後半より出荷開始、4月までには通常の出荷体制に戻るとしているので、マザーボードを購入する際は、対策済みかどうかを確認してから購入してほしい。

(次ページへ続く)

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