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電子書籍端末 短期ロードテスト 第2回

雑誌も読める電子書籍端末 GALAPAGOSも買ったぞ!

2011年01月20日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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もうひとつの電子書籍端末「GALAPAGOS」5.5型モデル

もうひとつの電子書籍端末「GALAPAGOS」5.5型モデル。こちらも1台購入してみた

 発売と同時にソニーの電子書籍端末「Reader Pocket Edition」を購入した記者だが、実はほぼ同時期に、シャープの電子書籍端末「GALAPAGOS」も購入していた。手元に届いたタイミングが悪く、1ヵ月ほど間が空いてしまったが、こちらのロードテストもお届けしたい。

EB-W51GJ-R

「GALAPAGOS」5.5型モデル EB-W51GJ-R

サイズはやや大きいが、
持ち歩きやすさはReaderと変わらないかも

 GALAPAGOSには2種類のサイズがあるが、購入したのは携帯に適した5.5型モバイルモデル(EB-W51GJ-R)。Readerでブルーのカラーを選んだので、GALAPAGOSでは赤を選んでみた。赤といっても本体の縁が赤いだけなので、派手すぎる心配はない。

本体前面

本体前面。ディスプレーが非常に縦長に見える

本体背面

本体背面。つるりとした外見はやや無個性か

 ディスプレーサイズは5.5型/1024×600ドットで、縦長なワイド液晶パネルを採用している。Readerのディスプレーは5型で、サイズ自体は大した差がないはずだが、4:3のスクエアなディスプレーのReaderとワイドのGALAPAGOSでは、印象はかなり異なる。厚み(奥行き)や重さもGALAPAGOSの方が厚く重い。

ReaderとGALAPAGOSのサイズ/質量の違い
奥行き 高さ 質量
Reader Pocket Edition 104.6mm 9.2mm 145.4mm 約155g
GALAPAGOS 5.5型 92mm 12.9mm 167mm 約220g

 しかしGALAPAGOSの方が幅が狭いこともあってか、手に持ったときの持ちやすさについては、それほど顕著な差を感じなかった。背面が手に馴染みやすい曲面となっている点も、片手で持ったときの持ちやすさにつながっている。

サイズの割に持ちにくくはない

幅が狭いので、サイズの割に持ちにくくはない

 E-Inkの電子ペーパーを使うReaderやAmazon Kindleと違い、GALAPAGOSはシャープ得意のタッチパネル付き液晶ディスプレーを使っている。ディスプレーの画質をうんぬんするようなデバイスではないと思うが、雑誌の誌面をカラーで見られるのはうれしい。また、電子ペーパーのような表示書き換えの遅さがないので、表示したページをスクロールしたり、拡大縮小したりしても表示がスムーズに変化するのもいい。この表示装置の特性の差は、自炊した書籍を読む際に差が出てくると感じているが、これについては別の機会で触れたい。

GALAPAGOSのトップ画面。カラーで書籍の表紙サムネイルが並び、目当ての書籍を見つけやすい

無料コンテンツの「GALAPAGOS・NAVI」を表示

無料コンテンツの「GALAPAGOS・NAVI」を表示してみた。カラー液晶のおかげで雑誌も読みやすい

 ちなみに、Readerには純正の専用ブックカバーやケースが用意されているのだが、GALAPAGOSにはない(サードパーティー品のみ)。携帯して使うデバイスには傷が付くのを避けたいので、ここはメーカー自身からぴったりとしたケースを用意してほしかった。サードパーティーのケースについては、これもまた別の機会で触れる予定だ。

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